TEL. 03-6280-8427
〒162-0844東京都新宿区市谷八幡町13東京洋服会館9階
東京都防衛協会会報第30号(05.10.01)特集記事 |
機関紹介 自衛隊体育学校(朝霞駐屯地) |
来年のパリオリンピックの試金石として、現在中国において開催中のアジア大会2022に多くの選手を輩出している自衛隊体育学校について、本稿で紹介します。 |
体育学校長 高木勝也 陸将補 |
自衛隊体育学校は、陸・海・空3自衛隊の共同機関として部隊における体育・格闘指導者の育成と体育に関する調査研究を目的とし、昭和36年8月17日に創設され、本年創立62周年を迎えました。朝霞及び真駒内駐屯地に所在し、オリンピックという最高レベルの競技大会への参加で得た体育スポーツに関する最先端の知識や技能、教訓を自衛隊の部隊に普及することにより、隊員の強靭な身体作りと部隊の精強化に貢献しています。
特に、トップアスリートにとっては各種トレーニング・ケアサポート・食事等、選手が競技力向上に集中できる環境が敷地内に整っていることが魅力であり、様々な競技でオリンピックを目指している選手が互いに切磋琢磨しながら目標に向かって頑張っております。 |
自衛隊体育学校全景 |
オリンピックを目指して |
東京1964オリンピック以降、全てのオリンピックに自衛隊体育学校は選手を輩出して来ました。朝霞駐屯地に所在する自衛隊体育学校第2教育課に夏季オリンピック11個班(レスリング・ボクシング・柔道・射撃・ウエイトリフティング・アーチェリー・陸上・水泳・近代五種・カヌー・ラグビー(女子))、 |
夏季種目 柔道 |
真駒内駐屯地に所在する冬季特別体育教育室に冬季オリンピック種目2個班(クロスカントリースキー・バイアスロン)を設置しており、パリオリンピック2024及びミラノコルティナダンペッツォ2026でのメダル獲得を目指しています。 |
冬期種目 バイアスロン |
オリンピックを目指す体育学校アスリート達 |
アジア競技大会への参加 |
アジア・オリンピック評議会が主催し、4年に一度開催されるアジア最大の本大会は、オリンピック出場枠を争う競技種目もあり、パリオリンピック前哨戦とも位置づけられています。 令和5年9月23日から10月8日までの16日間、中国杭州で開催中の本大会に自衛隊体育学校から8種目21名の選手が出場しています。 |
体育等指導者の育成 |
自衛隊体育学校第1教育課では、陸上・海上・航空各自衛隊の体育訓練の中核を担う体育指導者・格闘指導者の育成を主体に教育するとともに、剣道・銃剣道・水泳の各指導者集合訓練を実施しています。 |
格闘指導者の育成 |
自衛隊体育学校広報室 |
第19回アジア競技大会(9月23日〜10月8日)結果 |
体育学校 8種目21名参加 7種目で8名メダル獲得 |
近代五種(男子団体) 銅メダル 佐藤大宗3等海曹 |
近代五種(女子団体) 銀メダル 内田美咲3等陸曹 |
近代五種(女子団体) 銀メダル 梅村華苗3等海曹 |
レスリング 銅メダル 角 雅人3等陸曹 |
レスリング 銅メダル 鶴田峻大3等陸曹 |
混合団体競歩 銀メダル 石田昴2等陸曹 |
女子ラクビー 銀メダル 梶木真凛3等陸曹 |
ボクシング 銅メダル 坪井智也3等陸尉 |
細部 体育学校ニュース 第19回アジア競技大会特別号 5.10.18 参照
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過去の駐屯地等紹介 |
創刊号(28.10.01) | 2号(29.01.01) | 3号(20.04.01) | 4号(29.07.01) | 5号(29.07.01) |
6号(29.10.01) | 7号(30.01.01) | 8号(30.04.01) | 9号(30.07.01) | 10号(30.10.1) |
11号(31.01.01) | 12号(31.04.01) | 13号(01.07.01) | 14号(01.10.01) | 15号(02.01.01) |
号 数 | 駐屯地等紹介 |
第15号 | 自衛隊中央病院(三宿駐屯地) |
第12号 | 陸自補給統制本部(十条駐屯地) |
第11号 | 海自東京音楽隊(上用賀) |
第10号 | 陸自用賀駐屯地 |
第9号 | 陸自三宿駐屯地 |
第8号 | 陸自東立川駐屯地 |
第7号 | 空自府中基地 |
第6号 | 陸自立川駐屯地 |
第5号 | 陸自小平駐屯地 |
第4号 | 空自横田基地 |
第3号 | 海自南鳥島航空派遣隊 |
第2号 | 陸自練馬駐屯地 |
創刊号 | 陸自朝霞駐屯地 |
東京都防衛協会会報第15号(02.01.01)特集記事 |
機関紹介 自衛隊中央病院(三宿駐屯地) |
自衛隊中央病院は、昭和31年に自衛隊の職域病院として開院し、自衛隊員とその家族の診療を行ってきましたが、平成5年に保険医療機関化(オープン化)し、地域の皆様にも広くご利用頂けるようになりました。 平成21年には、29診療科500床を有する総合病院として建替えが行われ、高度医療機器を導入する等、安全で質の高い医療を提供しています。 また、平成22年には救急告知病院として一般の救急患者の受入を開始、平成28年には東京都から2次救急医療機関の指定を受け、平成29年には東京都から第一種感染症指定医療機関の指定を受ける等、地域医療へも貢献しています。
また、国内災害派遣での医療支援チーム派遣及び国際平和協力活動への医官等の派遣等、国内外で活動する自衛隊を医療の面から支援しています。 今後も自衛隊の活動及び地域医療に益々、貢献できるよう全力を尽くしてまいります。引き続き、皆様のご協力ご支援をよろしくお願い致します。
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東京都防衛協会会報第12号(31.04.01)特集記事 |
部隊紹介 陸自補給統制本部(十条駐屯地) |
陸上自衛隊補給統制本部は平成10年3月に創立され、平成30年度に満20歳を迎えました。 補給統制本部創立以前の陸上自衛隊は、兵站業務全般を統制する組織がなく、そこで兵站組織の合理化、兵站業務の効率化、兵站運用の一本化の3つを狙いとして組織や業務要領の大改革を行い、補給統制本部が十条駐屯地に誕生しました。
補給統制本部は、陸上自衛隊が使用する、ほとんど全ての物を扱っています。そのため、物の種類に応じ専門的に扱う9個の物別部と、総務、計画、調達、システム等の機能別の役割を果たして物別部の業務を統制・支援する4個の共通部及び1個の官があり、共同連携して業務を行うように組織されています。 陸上自衛隊の部隊は、全国の駐屯地に配置され、様々な厳しい訓練を行いつつ国土防衛の最終的な力として存在し、侵略を抑止しています。あわせて災害派遣、国際平和協力活動等、国内外での多様な役割に対応し、国民の期待に応えるべく活動しています。 補給統制本部は、そのような自衛隊の任務遂行を物的に支える中心的組織、すなわち、兵站の中枢としての役割を担っています。
現在は、陸上自衛隊の補給統制本部のみならず、海上自衛隊補給本部、航空自衛隊補給本部も所在し、文字通り、防衛省・自衛隊の兵站のメッカとなっています。 我々陸上自衛隊補給統制本部の隊員は今後も陸自兵站の基盤充実とこれをけん引する役割を果たすべく、兵站中枢の誇りを持っていかなる任務にも的確に対応し、部隊の任務完遂に寄与していく所存であります。 (補給統制本部広報室) |
東京都防衛協会会報第11号(31.1.1)特集記事 |
部隊紹介 東京音楽隊(上用賀) |
海上自衛隊東京音楽隊(隊長:樋口 好雄2佐)は世田谷区上用賀の住宅街に建つ単独部隊です。 すぐ裏手には、会報第10号で紹介されました陸上自衛隊用賀駐屯地があります。周辺に他の海上自衛隊の部隊がないため、糧食の補給や運動能力測定の実施場所提供など、様々な面でご助力をいただいております。 そんな東京音楽隊は海上保安庁音楽隊を前身とし、1952年海上警備隊音楽隊として発足。その後何度か名称を変え、1956年に現在の名称となりました。 発足当初は練習場所を転々としていましたが、現在の名称となったほぼ同時期に世田谷区玉川用賀町に移転。以来62年間、地域の皆様に応援をいただきながら活動しております。 現在の隊舎は1995年に建て替えられたものなのですが、実は旧隊舎はドラマ「太陽にほえろ」の撮影で「七曲(ななまがり)署」として使用されていました。 現在の隊舎にはもうその頃の面影はないのですが、この逸話は今でも東京音楽隊の自慢の一つです。 音楽隊には「隊員の士気高揚のための演奏」「儀式における演奏」「広報のための演奏」という3つの任務があります。 要人への栄誉礼といった儀式を始め、通常の演奏会や海外の軍楽祭への参加のほか、毎年実施される遠洋練習航海に隊員を派出するなど、日本国内に留まらず幅広く活動しております。その功績が認められ、2018年1月には米国ジョン・フィリップ・スーザ財団より、世界の優秀な軍楽隊コンサートバンドに贈られるもっとも名誉ある賞「ジョージ・ハワード大佐顕彰」(スーザ賞)を受賞致しました。 今後とも、防衛省・自衛隊と国民の皆様との懸け橋となるべく、任務に励む所存です。今この記事を読んでくださっている皆様も、ぜひ私たちの演奏会にいらしてください。 (東京音楽隊広報係) |
現在の隊舎 「七曲署」こと旧隊舎 演奏風景 |
東京都防衛協会会報第10号(30.10.1)特集記事 |
駐屯地紹介 用賀駐屯地 |
用賀駐屯地全景(外周:約600m、 面積:約22,000u) |
用賀駐屯地が所在する世田谷区は、古くは農村地域であり、日本の高度経済成長に伴い人口が増加し、現在は東京都二十三区の中で最多の約八十九万二千人を有する住宅地域に発展しています。
「用賀」という地名の由来は、この地にある眞福寺の山号瑜伽山(ゆがさん)の「瑜伽」が「用賀」に転じたとする説があります。また、ヨガが盛んでそれが訛ってヨーガ、用賀となったという俗説もあると言われています。 その他、江戸時代初期には、用賀村として幕府の直轄領として栄え、名所・旧跡が点在し、貴重な文化遺産として展示・保管されています。 また、駐屯地に隣接する馬事公苑は、2020東京オリンピックの馬術競技が開催される予定で改修工事の真っ只中であります。 東急田園都市線の桜新町駅から続く商店街では、サザエさんの姿をあちこちで見かけます。平成24年には地元商工会によりサザエさん一家の銅像が作られ波平氏の髪の毛盗難事件や課税問題で全国的な話題となりました。 世田谷代官屋敷は、江戸時代に彦根藩世田谷領の代官を勤めた大場氏の居宅である代官屋敷があり、屋根は寄棟造り茅葺で式台の付く平屋建て(一部二階)表門は、長屋門形式の国重要文化財で、屋敷は東京都指定史跡です。 今ではすっかり有名となった世田谷ボロ市は、約七〇〇店以上の露店が並び、二〇万人もの人出でにぎわう代官屋敷を中心としたボロ市通りとその周辺で開催されます。 以上、用賀駐屯地及び周辺の主な名所等を紹介しました。用賀駐屯地は非常に小さな駐屯地であり、所在部隊は、関東補給処用賀支処、第一二六地区警務隊用賀連絡班、第三一六基地通信中隊用賀派遣隊、三宿情報保全派遣隊用賀連絡官等があり、全国の数ある駐屯地の中でも5本の指に入るほど小さな駐屯地ですが、東京観光等の際には、是非「用賀駐屯地」にお立ち寄りください。 (駐屯地広報班) |
用賀駐屯地正門 |
東京都防衛協会会報第9号(30.7.1)特集記事 |
駐屯地紹介 三宿駐屯地 |
陸上自衛隊三宿駐屯地は、東京都世田谷区と目黒区に跨って所在しています。昭和30年、旧軍駒沢練兵場があった地域に久里浜駐屯地からの陸上自衛隊衛生学校移駐と同時に開設されました。 三宿の地名は三宿村に由来し、諸説ありますが、水の宿る地が転じて三宿となったといわれております。 平成7年度に教育支援衛生隊が新編され、平成10年度の編成改組により衛生教導隊が新編されました。 |
三宿駐屯地正門風景 |
平成12年度には研究本部新編に伴い開発実験団隷下部隊として部隊医学実験隊が新編されました。平成29年度に朝霞駐屯地から陸上総隊隷下の対特殊武器衛生隊が移駐を完了しました。 創立以来幾多の改編を経て、現在は陸上自衛隊衛生学校をはじめ駐屯地を支える第三一六基地通信中隊三宿派遣隊、第一二六地区警務隊三宿派遣隊、東部情報保全隊三宿情報保全派遣隊の他、自衛隊中央病院、防衛装備庁電子装備研究所及び先進技術推進センターが所在しております。 三宿駐屯地では、桜の咲く季節に数日間、メイン道路を一般の皆様にも開放し、樹齢60年を超える桜を楽しんで頂いております。 また、8月上旬に納涼祭を開催して地域住民の方々との懇親を深めています。 |
メイン通りの開放 |
また、衛生学校にある医学情報史料室(彰古館)には幕末期からの陸軍衛生に関する資料があり皆様に施設を開放しております。 今後も地域の皆様方に信頼される駐屯地となるべく隊務に精励して参る所存です。 |
医学情報史料室内風景 |
(三宿駐屯地広報班) |
東京都防衛協会会報第8号(30.4.1)特集記事 |
駐屯地紹介 東立川駐屯地 |
陸上自衛隊東立川駐屯地は、東京都立川市の東側に位置し、昭和26年、陸軍獣医資材本廠跡地に武器補給処、通信補給処、衛生補給処及び武器学校の新編、福知山駐屯地から第502測量中隊の移駐により立川駐屯地(旧)として、この地に開設されました。
以後、測量中隊は昭和29年に廃止され第101測量大隊が新編されました。その後、技術研究本部第3研究所(現航空装備研究所)航空自衛隊第1補給処立川支処並びに航空医学実験隊が新たに設置されました。 38年には立川駐屯地(旧)が廃止となり、小平駐屯地立川分屯地となりましたが、49年に再び駐屯地として開設され、その際名称は、東立川駐屯地として現在に至っております。 創立以来幾多の改編等を経て、現在は防衛省唯一の地理情報専門部隊である地理情報隊をはじめ駐屯地を支える陸上自衛隊の各諸隊が駐屯する他、航空自衛隊及び防衛装備庁等の指揮系統が異なる13個の様々な部隊・機関が共同使用しています。 東立川駐屯地では、夏まつり(立川市・国立市・昭島市・青梅市・日野市防衛協会共催)において一般開放を行い、地域の方々、各協力団体、OB及び隊員家族との交流及び親睦を図り、「地域と一体となった信頼され魅力ある駐屯地」を目指しております。 今後も地域とともに隊員一同、皆様の期待や信頼に応じられるよう隊務に精励してまいります。 |
(東立川駐屯地広報班) |
駐屯地正門風景 夏祭り(新隊員によるヨサコイ踊り) |
東京都防衛協会会報第7号(30.1.1)特集記事 |
基地紹介 空自府中基地 |
開庁60周年を祝う! |
6月2日(金)から3日(土)の間、府中基地において開庁60周年記念行事等として式典等の様々な行事が挙行された。 航空自衛隊府中基地は、昭和32年、在日米軍が進駐するこの地に「航空集団司令部」及び「航空保安管制気象群」の二個部隊、総勢70名を持って開庁された。そこから数回の部隊改編等を経て、現在、航空気象群を基地業務担任部隊とした、航空支援集団司令部及び航空開発実験集団司令部の二つの司令部が所在する基地として半世紀以上の歴史を府中に刻んできた。 今年度、航空自衛隊府中基地が開庁から60年を迎えるにあたり、記念行事等を執りおこなうべく、基地所在部隊等が一丸となり前年度からの一年をかけて各種準備を行ってきた。 6月2日の追悼式から始まり、御来賓を迎えての記念式典及び記念植樹、夕方からは多数の参加者を賜り記念祝賀会を盛大に執りおこなった。 翌6月3日は平素より府中基地の活動にご理解及びご協力をいただいている府中市をはじめとした各種団体及び業務管理講習所の講師等の個人をお招きし感謝状及び記念品を贈呈させていただいた。また9時から15時までの間、オープンフェスタと称し、府中基地を一般の方々に開放し、OH‐6、T‐4、U125及びC‐2による展示飛行や装備品の展示並びに自衛隊グッズの販売等を行い約1万人の来場者を迎え、基地協力者及び近隣住民とともに60年の歴史を皆で祝うことができた。 |
気象群監理部 |
記 念 式 典 記 念 植 樹 オープンフェスタ |
東京都防衛協会会報第6号(29.10.1)特集記事 |
駐屯地紹介 陸自立川駐屯地 |
防災航空祭 警察との共同訓練 |
立川駐屯地は、東京 都に所在する陸上自衛 隊唯一の飛行場を有す る駐屯地です。 国営昭和記念公園に 隣接した緑豊かな駐屯 地には、ヘリコプター を保有する東部方面航 空隊をはじめ8個の部 隊が駐屯しており、そ れぞれの部隊が東部方 面区の防衛・防災のため、即応態勢を保持し ております。 また、南関東地域にお ける災害応急対策活動 の拠点である立川広域 防災基地の中核施設と して、首都圏の防災活 動を支える重要な役割 を担っています。 同防災基地には警察、 消防のほか、海上保安 庁や国立病院機構災害 医療センターなど様々 な施設が集約されてお り、大規模災害時にお ける人員・物資の緊急 輸送の要となっており ます。当駐屯地では過 去の災害の教訓を反映 し、海上・航空自衛隊 のみならず、警察や消 防など省庁の垣根を越えた共同訓練を継続的 に実施しております。 駐屯地の行事として、 毎年秋に駐屯地を一般 開放して「立川防災航 空祭」を開催し、地域 の方々に災害時におけ る各官公庁の役割を訓 練展示して、防災に対 するご理解をいただく 機会を設けております。 今年の立川防災航空祭 は 11 月 23 日(木)を予 定しております。 また、「立川まつり花 火大会」や「箱根駅伝 予選会」及び「立川シ ティーハーフマラソン」 などの周辺自治体・団 体に対する協力を積極 的に実施して、地域の 皆様に親しんでいただけるように努めており ます。 立川駐屯地は今年の 5月に創立 44 周年を迎 えました。これからも 駐屯地司令 佐野1等 陸佐を核心として「機 能発揮し、信頼される 駐屯地」となれるよう 努力していく所存です。 |
立川駐屯地広報室 |
箱根駅伝予選会 |
練馬駐屯地 納涼祭 |
納涼祭 |
1普連本部管理中隊のパフォーマンス |
練馬駐屯地(司令 第1師団副師団長)は7月26日、駐屯地グランドにおいて納涼祭を実施した。 当日は降雨の心配もあったが、祭り開催中は好天に恵まれ昨年比 7千人増の地域住民等 約1万6千人が訪れた。 祭りは音楽隊のフ ンファーレで始まり、地域住民と隊員による盆踊りや地元北町の3つの連と1後支連が参加した阿波踊りのほか山形県人会による花笠音頭や各部隊対抗によるパフォーマンス大会が行われ昨年とは違う盛り上がりをみせたフィナーレは花火大会実行委員会主催による打ち上げ花火やナイアガラの仕掛け花火により、来場者から大歓声が沸きあがり、納涼祭は大盛況のうちに終了した。 |
(師団広報班) |
東京都防衛協会会報第5号(29.7.1)特集記事 |
駐屯地紹介 小平駐屯地 |
東京都小平市に所在する小平駐屯地を紹介します。同駐屯地は、小平市の南側に位置し、西武多摩湖線「一橋学園駅」から徒歩5分の立地にあり、小平学校と諸部隊が所在しております。 小平駐屯地の歴史を紐解くと、前身は明治 19 年(1886)に創設された陸軍軍吏学舎 になります。明治 23 年 に陸軍経理学校と改称され、明治 33 年、東京 市麹町区富士見町から牛込区河田町に移りました。 日本陸軍の軍学校の一つで主計、監査、衣糧、建築を管掌する将校を養成する学校として昭和 17 年(1942)にはここ小平に移駐し、昭和20年9月に廃校となりました。 |
陸軍学校経理ジオラマ 開庁当時の駐屯地 |
終戦後の昭和29 年の自衛隊発足に伴い同年7月「陸上自衛隊業務学校」が誕生し、同年9月には同校の第2部 (情報教育)が調査学校として独立、両校は越中島への一時移駐を経て昭和35年1月には 再び小平に移駐し、以 来、小平駐屯地は業務学校、調査学校の両校を中心に歴史を重ねてきました。 平成 13 年3月には両校が統合され、 小平学校として創設、平成 29 年4月現在、駐屯地開設 63 周年を迎え ようとしています。現在の学校の組織は、企画、総務部の他に6コ教育部(情報、警務、会計、語学、人事、システム・戦術)からなり、「国の安危を擔うべき身たるの修養」を校風として各職種、職 域に必要な教育を実施 し、毎年約2000名 の卒業生を輩出してお ります。 私達が三大行事と呼んでいる学校の主な行事としては、4月に観桜会、7月下旬に納涼祭、11 月中旬には創立記念行事があり、地域の方々、各協力団体、OBの方々との交流を図り、親睦を深めております。 皆様のお越しを駐屯地職員・隊員一同お待ちしております。 |
(陸自 小平学校) |
東京都防衛協会会報第4号(29.4.1)特集記事 |
基地紹介 空自横田基地 |
日米友好祭 日米観桜会 基地餅つき |
航空自衛隊横田基地は、福生市、瑞穂町、武蔵村山市、羽村市、立川市及び昭島市の5市1町にまたがる米軍横田基地内に所在しています。 平成18年5月の日米安全保障協議委員会で航空総隊司令部等の横田移転が決まり、平成24年3月26日に移転が完了しました。日米連携の「要」の基地として、防空及び弾道ミサイル防衛における連携強化並びに日米友好の深化を図っています。 連携強化については、各種訓練、演習、実動等のあらゆる機会において、face to face、side by sideで積極的に交流し、直接情報交換することを心掛けています。また、日米友好の深化については、会食、パーティー、日米友好祭や綱引き大会などの行事を通じて、日頃から親交を深めるとともに、航空自衛隊側から花見や餅つきなどの日本特有の行事に招待し、日本文化に対する理解促進に努めています。 横田基地は、本年3月26日に移転5周年を迎えました。今後も、この立地条件を最大限に活用し、これらの取り組み、環境づくりを継続していくことで、日米連携の更なる強化に寄与していく所存です。 |
航空自衛隊 横田基地広報班 |
東京都防衛協会会報第3号(29.1.1)特集記事 |
基地紹介 南鳥島航空派遣隊 |
新年あけましておめでとうございます。 |
南鳥島を離陸中の第61航空隊C-130R |
石碑「南鳥島日本最東端」 南鳥島の朝日 |
南鳥島航空派遣隊は、海上自衛隊の部隊であり、本州から南東方向へ約一八六〇q離れた、日本領土最東端に位置する絶海の孤島、南鳥島(東京都)に所在しています。 南鳥島は、排他的経済水域の確保、海底資源の可能性等、国益上非常に重要な領土です。 現在は海上自衛隊、国土交通省及び気象庁の3省庁、約三十名が常駐しており、当隊の任務は、日本最東端の防衛はもとより、南鳥島の生命線である航空輸送を円滑かつ安全に支援できるよう日々、滑走路や航空援助施設の整備を実施し、南鳥島場外離着陸場として必要な設備の維持・管理に努めています。 具体的には、航空管制業務、気象情報の提供、航空燃料の給油及び物資の積み下ろしなどです。また、必要に応じて来島者の宿泊、食事支援等の多様な業務を実施しています。 来島者は年間約四百五十名程であり、その目的は各省庁の施設、設備等の保守点検及び補修整備並びに南鳥島の現状調査です。人員・物資及び糧食等の輸送は月に数回、海上自衛隊、航空自衛隊による航空輸送に頼っているため、天候不良等により航空機を運航できない状況が続くと、外界とほぼ隔絶された環境となります。 この様に厳しい環境ではありますが、南鳥島は日本の主権が及ぶ離島であり、私たちが日本の最東端の護りであることを誇りに、今後とも任務に邁進していく所存です。 |
南鳥島航空派遣隊長 3等海佐 永野 健一 |
東京都防衛協会会報第2号(28.10.1)特集記事 |
駐屯地紹介 練馬駐屯地 |
練馬駐屯地は池袋から西へ約7キロ、川越街道沿いに位置し、緑豊かな自然、貴重な文化財など、魅力溢れる街、練馬区に所在しております。 練馬駐屯地は終戦後、警察予備隊発足にあたり、東京及び関東を警備する主力部隊の第1管区隊所在駐屯地に決定され、各地から部隊が移駐し、昭和26年12月、練馬駐屯地として開庁しました。 その後、幾多の改編を行い、平成14年に政経中枢師団としての第1師団司令部が所在する練馬駐屯地として現在に至っております。 駐屯地には第1師団司令部をはじめとした13個単位の部隊、約2,500人の隊員が所在しております。 また、駐屯地所在部 隊の大部分を占める第1師団は、東京都、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県及び 静岡県の1都6県の防衛警備・災害派遣などを主任務とし、多様な任務に即動できるよう 各種訓練に励むとともに、国賓・公賓の来日に伴うと列・礼砲等の国家的行事への参加、自衛隊記念日観閲式における観閲部隊としての参加、国際平和協力活動への参加等様々な隊務を遂行しています。 練馬駐屯地は東京都23 区内で実動部隊が所在する唯一の駐屯地であり、今後も地域とともに隊員一同、皆様の期待や信頼に応えられるよう隊務に精励してまいります。 |
(第1師団司令部) |
桜舞う中の観閲行進 師団司令部庁舎(H27.10完成) |
東京都防衛協会会報創刊号(28.7.1)特集記事 |
駐屯地紹介 朝霞駐屯地 |
朝霞駐屯地は 、都心から約20qの位置にあり、駐屯地総敷地面積約90万u( 周囲約4Km)で隣接した訓練場約70万uを有しています。 1都10県の防衛の中枢及び災害等の支援拠点駐屯地として 、東部方面総監部をはじめ 、自衛隊体育学校や陸 上 自衛隊研究本部 、女性自衛官教育隊など多種多様な26個部隊・機関が駐屯しています。 更に、駐屯地に隣接して所在する陸上自衛隊広報センターは、陸上自衛隊として最大規模の広報施設で資料や主要装備品等の展示を土日等を含め常続的に実施しており、陸上自衛隊の広報活動の中核となっています 。 朝霞駐屯地の所在する地域は、昭和16年、それまで朝霞ゴルフ場であった土地に、陸軍予科士官学校が設置されました 。昭和16年10月、市ヶ谷から移転し昭和20年に終戦を迎えるまで約1万9千名の生徒がこの地で学んでいました。 この陸軍予科士官学校にまつわる数々の展示品やゆかりのある旧軍関係の資 料などは、広報センターに隣接する振武台記念館で展示しています 。 終戦直後の9月に米軍第1騎兵師団が進駐しキャンプドレイクとなりました 。 昭和35年3月に第1建設群が豊川から、第124特科大隊が下志津から、輸送学校が立川から、そして練馬で新編された駐屯地業務隊等が移駐し朝霞駐屯地が誕生しました。以 降、各部隊等の移転、新編により現在に至っています。 平成6年には、東部方面総監部等が市ヶ谷から移駐しています 。朝霞駐屯地といえば「自衛隊記念日観閲式」の実施会場です。第23回にあたる昭和48年から朝霞訓練場で実施してきました。今年は、3年に一度の観閲式の実施年度です。 また、1964年の東京オリンピックでは朝霞訓練場が射撃競技の会場となりました。来たる2020年の東京オリンピックでも射撃会場となる予定です。 駐屯地は、東京都練馬区と埼玉県朝霞市、和光市、新座市の4つの行政区間に分かれており、駐屯地名は「朝 霞」ですが、住所は「東京都練馬区大泉学園町」です。 東京都防衛協会の皆様におかれましても東京都内の駐屯地の一つとして身近に感じていただければと思います。 |
(東部方面総監部) |
朝霞駐屯地全景 東部方面総監部庁舎 |
東京都所在部隊一覧 |
区 分 | 名 称 | 業務担当部隊 代表番号 |
所 在 部 隊 (業務担当部隊を除く) |
防衛省 | 市ヶ谷 | 内部部局 03-3268-3111(代) |
統合幕僚監部 陸上幕僚監部 海上幕僚監部 航空幕僚監部 情報本部 防衛装備庁 |
陸 自 | 朝 霞 | 東部方面総監部 048-460-1711 |
部方面通信群 第1施設大隊 女性自衛官教育隊 東部方面後方支援隊 東部方面衛生隊 東部方面会計隊 対特殊武器衛生隊 中央音楽隊 輸送学校 東部方面音楽隊 自衛隊体育学校 研究本部 |
練 馬 | 第1師団司令部 03-3933-1161 |
第1普通科連隊 第1偵察隊、第1通信大隊 第1特殊武器防護隊 第1後方支援連隊 |
|
十 条 | 補給統制本部 03-3908-5121 |
||
市ヶ谷 | 中央業務支援隊 03-3268-3111(代) |
陸上幕僚監部 中央会計隊 信団本部 中央管制気象隊 中央情報隊本部 中央会計隊 会計監査隊 警務隊本部 302保安中隊 システム開発隊 基礎情報隊 |
|
三 宿 | 衛生学校 03-3411-0151 |
衛生教導隊 自衛隊中央病院 | |
目 黒 | (空自幹部学校) 03-5721-7009 |
幹部学校 | |
用 賀 | 関東補給処処用賀支処 03-3429-5241 |
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小 平 | 小平学校 042-322-9661 |
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東立川 | 地理情報隊 042-524-4131 |
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立 川 | 東部方面航空隊 042-524-9321 |
第1飛行隊 | |
海 自 | 市ヶ谷 | 東京業務隊 03-3268-3111(代) |
海上幕僚監部 印刷補給隊 システム通信隊群司令部 中央システム通信隊 保全監査隊 警務隊本部 基礎情報支援隊 東京地方警務隊 |
十 条 | 補給本部 03-3908-5121 |
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目 黒 | (空自幹部学校) 03-5721-7010 |
幹部学校 | |
上用賀 | 東京音楽隊 03-3700-0136 |
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空 自 | 立 川 | 第4補給処立川支処 042-524-4131 |
航空医学実験隊(一部) 航空安全管理隊 航空中央音楽隊 |
十 条 | 第2補給処十条支処 03-3908-5121 |
補給本部 | |
市ヶ谷 | 航空中央業務隊 03-3268-3111(代) |
航空幕僚監部 航空システム通信隊 警務隊本部 |
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横 田 | 作戦システム運用隊 042-553-6611(代) |
航空総隊司令部 航空戦術教導団司令部 作戦情報隊 横田気象隊 横田地方警務隊 |
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目 黒 | 幹部学校 03-5721-7014 |
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府 中 | 航空気象群本部 042-362-2971 |
航空支援集団司令部 航空保安管制群本部 航空開発実験集団司令部 電子開発実験群本部 |
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共 同 | 朝 霞 | (東部方面総監部) 048-460-1711 |
自衛隊体育学校 |
三 宿 | (陸自衛生学校) 03-3411-0151 |
自衛隊中央病院 中央病院高等看護学院 |