TEL. 03-6280-8427
〒162-0844東京都新宿区市谷八幡町13東京洋服会館9階
号 数 | 部隊活動紹介 |
第19号 | 東京都殉職隊員追悼式(1師団) 第36回ふれあいコンサート(1音隊) |
第18号 | ●新型コロナと戦う自衛隊中央病院 ・クルーズ船対応 ・市中感染対応 ・今後の対応 ・中央病院の沿革及び概要 ●私たちの誇り 躍動する自衛隊! ・防衛大学校学生が部隊実習(1師団) ・2.3佐予備自衛官招集(1師団) ・北富士で施設合同訓練(1施大) |
第17号 | 新型コロナ災害派遣(1師団) 各教育隊で入隊式(1普連・32普連・34普連・1特隊) 災害派遣(1飛)・写真コンテスト「特別賞受賞」(1師付隊) |
第16号 | 国民保護共同実動訓練(1師司、1普連、1後支連、1飛)、 大隊漕舟競技会及び施設合同訓練記録会(1施、1普連・1特合同) |
第15号 | 台風15・16に伴う災害派遣 (1普・32普・34普・1後・1特・1戦・1高特・1施・1通・1特防・1飛) インド陸軍との実働訓練(34普連) 祝砲(1特隊) |
第14号 | 区防衛協会と1師団担任部隊&東京地本担当募集案内所等 第1次師団演習(1普連・1戦大・1施大) 納涼祭(練馬) |
第13号 | 各駐屯地で入隊式(1普連・32普連・34普連・1特科隊) 災害派遣(34普連・1飛隊) |
第12号 | 災害派遣(32普連・1飛行隊) 人命救助(1後方連) 射撃競技会(1師団) |
第11号 | 自衛隊観閲式(1師団) 日米共同訓練(1普連) 慰霊祭部隊拝礼(34普連) |
第10号 | 特科射撃(1特科隊) 高射射撃(1師団) 災害派遣(1師団) |
第9号 | 国家行事 海外交流 |
第8号 | 災害派遣 訓練状況 |
第7号 | 日米実働訓練 戦没者慰霊祭 |
第6号 | 訓練検閲 国際射撃競技会 納涼祭 |
第5号 | 銃剣道大会 災害派遣 師団長交代 |
第4号 | 集合訓練 重迫撃砲等競技会 |
第3号 | 共同訓練 追悼式 礼砲・と列 |
第2号 | 訓練検閲 納涼祭 |
創刊号 | 海賊対処 災害派遣 |
東京都防衛協会会報第19号(03.01.01)特集記事 |
東京都殉職隊員追悼式 |
師団は10月31日、練馬駐屯地において東京都殉職隊員追悼式を実施し、90柱の殉職隊員に対して哀悼の誠を捧げた。 追悼式は大庭師団長を執行者として、殉職隊員の遺族、東京都知事代理 小林危機管理監をはじめとする来賓、陸海空の自衛官が参列し、厳かに執り行われた。 参列者は第1普通科連隊儀じよう隊の捧げ銃に合わせて第1音楽隊が吹奏する『国の鎮め』が流れる中、拝礼、黙とうを捧げた。 次に執行者と来賓代表の東京都知事代理危機管理監、東京都防衛協会会長代理 武内理事長が追悼の辞を奉じ、御霊の功績を称えると共に冥福を祈った。 執行者は「私どもは国家のために立派に使命を果たされた御霊の尊い志を受け継ぎ、今後とも、陸・海・空自衛隊の心をひとつにして、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託に応えるべく全身全霊で職務に邁進することをここに固く誓います」と追悼の辞を述べた。 引続き献花、追悼電文披露、遺族代表挨拶、拝礼を行い、最後に弔銃を行い式はしめやかに終了した。 |
第36回ふれあいコンサート(1音隊) |
「明るい明日、明るい希望」テーマに |
第1音楽は10月24日、板橋区立文化会館においてラッパ隊(第1普通科連隊)及び朝霞振武太鼓(第1施設大隊)の参加の下「第36回ふれあいコンサート」を実施した。実施にあたり、コロナウイルス感染症対策として、会場の収容定員人数を半分以下にしてソーシャルディスタンスを確保した事から、例年1回公演のところ2回公演とし多くの方々に楽しんで頂いた。
本コンサートは第1景から第5景の構成で行い、第2景はらっぱ隊との演奏、第3景において中島みゆき作曲の「時代」を橋元1曹・遠藤2曹・平田3曹・長岡3曹のコーラスの下、森本3曹が歌を披露した。第4景においては朝霞振武太鼓とともに、アニメ鬼滅の刃の主題歌「紅蓮華」を演奏し、その迫力により、さらに観客を魅了した。第5景では「モリコーネ・パラダイス」の曲でサクソフォン担当の佐野3曹がソロパートを演奏、クラシックの世界観に観客を包み込んだ。 最後に「希望の歌〜交響曲第9番〜」をもって、第36回ふれあいコンサートはフィナーレとなった。 観客からは「5つの構成がイメージ通りの曲で、とても分かりやすく感動しました」との感想が寄せられた。 サクソフォンを担当した佐野3曹は「音楽には人の心を動かす力があると思います。コロナ禍の大変な時期でしたが、これからの明るい希望への願って思いを込めて演奏しました」と本コンサートの思いを話した。 |
![]() ステージ客席一帯となったコンサート |
東京都防衛協会会報第18号(02.10.01)特集記事 |
新型コロナと戦う自衛隊中央病院 |
クルーズ船対応 |
病院は、1月初旬の中国での原因不明肺炎の報道から情報収集を開始し、1月27日以降は、武漢からの帰国者受入れを想定した準備を開始しました。政府チャーター機内での検疫支援看護官を派遣するとともに、東京都からの要請で同機に搭乗していた有症患者5名を受入れました。
次に、乗員・乗客3711人のクルーズ船で患者が発生したため、1月31日〜3月16日の間、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に係る災害派遣活動」として対応しました。 この期間中に受入れた陽性患者は、クルーズ船関係109名を含め128名であり、16の国と地域の外国籍の患者67名が含まれていました。これにあわせ、当院でも入院患者のPCR検査が出来る態勢を整備し約500件の検査を実施しました。 患者増加に伴い段階的に感染症病床を拡張して受け入れる構想でしたが、実際の患者増加は、見積もりを上回るものでした。収容基準を1室1名から1室数名へ変更し、100名を超える患者を受入れました。 また、院内感染防止においては、一般患者や職員の動線と感染症患者の動線を可能な限り区別するとともに感染症患者対応要員も専従化しました。個人防護及び病院施設の特性に応じたゾーニングも徹底しました。 更に、全国の自衛隊病院や部隊から医官、看護官、通訳等支援を受けることができ、このおかげで任務を遂行することができました。 |
![]() ![]() チャーター便での帰国者に対し問診する看護官 病室へ入室するクルーズ船の乗客 |
(自衛隊中央病院総務課) |
市中感染対応 |
東京都は感染者の急激な増加に伴い、感染症指定医療機関に、重篤・重症患者用病床を5床、中等症患者用病床を40床確保するように要請しました。当院は都の要請に基づき、中等症以上の患者受入れ態勢を整備しました。 市中感染期には、各地で患者が発生していたため、全国の自衛隊病院からの支援を受ける事が出来ず、当院の隊力のみで運営しました。
当初、人工呼吸器管理が必要な重症患者は1〜2名でしたが、4人に増え、それが続く状態になりました。更に酸素吸入を必要とする患者が10人近くなると、医師・看護師の負担は大きくなり、更なる病棟集約を行い対応しました。 そのような中にあっても、計画的に戦力回復を行い、蓄積した疲労の軽減に努めました。精神科医官や心理職隊員でメンタルサポートチームを編成し、病棟等活動現場への巡回、メンタルヘルス教育、全職員に対するメンタルヘルスチェック等を実施する等、職員に対するメンタルヘルスケアを行いました。 |
![]() ![]() 自動ファン付呼吸用防護衣を着用し重症患者を処置 ナースステーションでの勤務風景 |
(自衛隊中央病院総務課) |
今後の対応 |
今回の対応から、院内感染防止・医療事故防止は、直接的には、平素の取組み(教育・訓練、マインドの醸成)、各種会議等での徹底、現場確認・指導・徹底(担当者から病院長まで)が有効だったと考えています。 間接的には、情報共有(各種会議等)、余裕を持った勤務態勢の確保と休養、必要な資器材の補給・整備、心身の健康管理が有効だったと考えています。 当院はクルーズ船からの100名を超える患者を受入れる事により、感染症対処初期の医療崩壊を防止し、市中感染期においては、地域の患者を受入れる事で、地域医療に貢献出来たものと考えています。 |
(自衛隊中央病院総務課) |
中央病院の沿革及び概要 |
【自衛隊中央病院の沿革】 自衛隊中央病院は昭和31年、防衛省職員の職域病院として開設され、平成5年に保健医療機関の指定を受け、地域の方々の診療も開始しました。平成22年から救急告示病院として一般救急患者の受入を開始、平成28年には二次救急医療機関として、平成29年に第一種感染症指定医療機関として東京都の指定を受けています。 【自衛隊中央病院の概要】 29の診療科及び500病床を保有し、陸海空自衛隊の最終後送病院として診療及び職員の教育訓練等を実施しています。 病院本館には、免震機能、大型ヘリコプターが発着可能な屋上ヘリポート及び陰圧機能を有する感染症専用病室を保有しています。有事、大規模災害の際は、病床数を拡張することもできます。 また、通常診療の他、災害及び感染症等の様々な事態に備え「大量傷者受入訓練」及び「感染症患者受入訓練」を毎年実施し、対応能力の向上を図っています。 |
(自衛隊中央病院総務課) |
私たちの誇り 躍動する自衛隊! |
第1師団 防衛大学校学生が部隊実習 |
知識・技能の向上を図る |
![]() 防大生に講話する師団長 |
第1師団は7月2日から25日の間、防衛大学校第3学年の学生に対し「令和2年度防衛大学校第3学年夏季定期訓練部隊実習」を実施し、幹部自衛官の地位・役割を理解させるとともに、部隊の実情を体験させ、陸上要員として必要な知識・技能の向上を図った。
当初、訓話において師団長は、学生30人に対し「部隊実習は、初めての部隊経験の場であり部隊の実情、特に隊員の訓練・生活等、現場の真の姿を掴むこと、第1師団の幹部には、原点として部下を死なせないことを心根にすえて、その為に如何にあるべきかを考えよと指導しているので、その実態をよく見て欲しい」等述べた。 師団統制訓練として7月2日から3日にかけて、練馬駐屯地所在の第1後方支援連隊、第1通信大隊、第1偵察隊、第1特殊武器防護隊、第1音楽隊及び第1師団司令部付隊を研修した後、UH‐1により立川駐屯地に移動して第1飛行隊を研修し、その後、朝霞駐屯地にて第1施設大隊を研修した。また24日には北富士駐屯地の第1特科隊、駒門駐屯地の第1戦車大隊及び第1高射特科大隊をそれぞれ研修した。 部隊研修前段終了後の4日から23日の間、学生は各普通科連隊において小部隊の行動を理解する目的で連隊等実習を行い、徒歩行進、機関銃射撃、地図判読、分隊攻撃、野戦築城、各種火器の射撃研修、服務実習等を通じて、幹部自衛官としての自己修養の資を得たものと思料する。 |
![]() 徒歩行進する防大生 |
(第1師団広報班) |
2・3佐予備自衛官招集 |
識能・資質を養う |
第1師団は7月31日から8月4日の間、朝霞駐屯において幹部予備自衛官として職務を遂行するうえで必要な練度を維持するとともに、識能及び資質を養う目的で「令和2年度第1回2佐・3佐予備自衛官招集訓練」を実施した。招集訓練は第1師団司令部 第3部長を担任官とし、第32普通科連隊が招集訓練を担任して、東部方面管内の各地方協力本部に所属する2佐・3佐予備自衛官43名に対し、有事に直結した教育(精神教育、職務訓練、射撃訓練及び体育訓練)を実施し、実りある招集訓練となった。 招集訓練に参加した家村2佐は「質の高い任務に直結した教育訓練により、職務遂行能力を向上するのみならず、有事や大規模災害時には、馳せ参じて陸上自衛隊の負託に応えなければならないとの自覚を高めることができた」と所感を述べた。 |
![]() 図上戦術で指揮を執る予備自衛官 |
(第1師団広報班) |
北富士で施設合同訓練 |
陣地構築の練度向上を図る |
第1師団は7月31日から8月7日の間、北富士演習場において第1施設大隊長を担任官として、隷下部隊の陣地構築の練度及び指導能力の向上を図る目的で「令和2年度第2回師団施設合同訓練」を実施した。
1施大は訓練参加隊員を指導要員グループ45名と、小隊長グループ45名に区分して座学及び実習を段階的に実施した。 指導要員グループは12人用指揮所簡易掩蓋掩壕及び民生品(ソイルアーマー)を活用した車両用簡易掩蓋掩壕(野外通信システムAN車用)を構築し、掩体の防護性、機能性及び秘匿性のある掩蓋構築物の構築要領を修得した。 小隊長グループは隊力及び器資材を効率的に運用する為の工程管理要領として工程表作成及び修正を実施した。実習後は各グループ毎に概成した掩体を研修して部隊の陣地防御に繋げる実りある合同訓練となった。 (第1師団広報班) |
![]() 12人用指揮所掩体構築中の施設科部隊 |
(第1師団広報班) |
東京都防衛協会会報第17号(02.07.01)特集記事 |
私たちの誇り 躍動する自衛隊! |
第1師団新型コロナ災害派遣 |
水際対策強化・市中感染拡大 防止に全力 |
第1師団は3月28日から、新型コロナウイルス感染症に対する水際対策強化のため、帰国者等の宿泊施設における宿泊及び輸送支援を実施した。 |
![]() 宿泊施設への輸送支援 |
市中感染拡大防止に関しては4月6日、東京都知事より災害派遣要請を受理し、4月7日から、東京都の準備した宿泊施設における無症状・軽症患者に対する宿泊支援を実施するとともに、東京都庁職員等に対する宿泊支援に係るノウハウの継承を実施し、13日に災害派遣の撤収要請を受理し、活動を終了した。 |
![]() 東京都の宿泊施設における 宿泊支援 |
また4月13日、埼玉県知事より災害派遣要請を受理し、4月14日から、無症状・軽症患者に対する宿泊支援(ノウハウの継承を含む)及び自治体の輸送力が不足した場合の輸送支援を実施し20日に災害派遣の撤収要請を受理し、活動を終了。 4月17日、神奈川県知事・千葉県知事より災害派遣要請を受理し、東京都や埼玉県同様の支援活動を実施し26日に災害派遣の撤収要請を受理し、活動を終了した。 |
![]() 埼玉県における輸送支援 |
![]() 千葉県のホテルにおける宿泊支援 |
更に、4月27日、茨城県知事より災害派遣要請を受理し支援活動を実施し28日に災害派遣の撤収要請を受理し、活動を終了した。 |
各教育隊で入隊式 |
自衛官候補生の船出を祝う |
第1普通科連隊及び第34普通科連隊は4月6日、第32普通科連隊は4月7日、第1特科隊は4月8日、令和2年度自衛官候補生の入隊式を各部隊の教育隊において挙行した。 入隊式は例年であれば、候補生の家族及び来賓等、多数の参加を得て盛大に行われるが、新型コロナウイルス感染症に対する拡大防止策として、隊員のみで行われた。 式に臨んだ1普連129名、32普連116名、34普連104名、1特55名の自衛官候補生たちは、元気いっぱいに「宣誓」を行った。 【各教育隊自衛官候補生たちのコメント】 ◆1普連教育隊2区隊2班 武田候補生(32歳)は「父親のように体力もあり、すごく頼りになる自衛官になれるよう、日々の体力練成を頑張りたい」と話した。 |
![]() 「宣誓」をする1普連の自衛官候補生 |
◆32普連教育隊2区隊6班 鈴木候補生(31歳)は「入隊式で宣誓をしてこれから一生懸命訓練に励んでいこうと身が引き締まりました」と話した。 |
![]() 青空の下「宣誓」をする32普連の自衛官候補生 |
◆34普連教育隊2区隊6班 稲川候補生(18歳)は「身体的、精神的に自分を鍛え、国を守る一員としてしっかり頑張っていきたい」と話した。 |
![]() 区隊旗を授与する34普連隊長 |
◆1特教育隊2区隊2班 高見澤候補生(19歳)は「自衛官としての道を切り開くべく第一歩として入隊式を無事に終えることができました。少しでも国防の役割を担える隊員になれるよう、日々精進していきたいです」と話した。 |
![]() 辞令書を交付する1特隊長 |
茨城県大子町で山林火災 |
1飛が災害派遣活動 |
第1飛行隊は3月27日、茨城県大子町花瓶山において発生した山林火災に対して災害派遣要請があり、第12ヘリコプター隊からの支援を受け、空中消火活動及び空中消火活動の統制に当たった。
約30ヘクタールの延焼規模となったが、28日14時30分に大子町消防本部が鎮圧を宣言、これを受け15時5分撤収要請により災害派遣活動を終了した。 |
![]() UH‐1に消火用バケットを取付ける隊員 |
(第1師団広報班) |
写真コンテスト「特別賞受賞」! |
第1師団司令部付隊 |
第1師団司令部付隊 佐藤3曹は、陸上幕僚監部が発行する部内広報誌「ARMY」の写真コンテスト「PHOTO OF THE YEAR 2019」に応募し、約1,000作品の中から特別賞(小見哲彦賞)を受賞し、昨年に引き続き2回連続4度目の受賞となった。 佐藤3曹は「広報陸曹として大変名誉なことであり、更なる撮影技術の向上を目指す良いきっかけとなりました。今後も部隊の広報活動に寄与できるよう努力していきます」と喜びを語った。 |
![]() |
東京都防衛協会会報第16号(02.04.01)特集記事 |
私たちの誇り 躍動する自衛隊! |
千葉県国民保護共同実動訓練に参加 |
東京2020オリ・パラ見据えて 関係機関と連携を強化 |
1月29日、幕張メッセ、千葉県救急医療センター、津田沼浄化センターにおいて行われた千葉県国民保護共同実動訓練に師団司令部、第1普通科連隊、第1後方支援連隊、第1飛行隊が参加した。 本訓練は、東京2020オリ・パラ競技会を見据え、開催会場での実動機関の初動対処能力の向上及び関係機関との連携の強化を図る目的で行われた。そのなかで、師団司令部は、現地調整所における活動全般の調整を、第1後方支援連隊は、トリアージと患者の応急救護及び患者輸送を、第1飛行隊は、救急センターへUH‐1をもって患者空輸を、第1普通科連隊は、警察と連携して施設内から非難した民間人の輸送警護を行った。 各部隊は現地連絡調整所において関係機関と積極的に調整を行い、東京2020オリ・パラに向けた準備を着々と進めている。 |
![]() 輸送警護訓練をする1普連 |
(第1師団広報班) |
令和元年度大隊漕舟競技会及び施設合同訓練記録会 |
1普連・1特合同チーム 記録会制す |
第1施設大隊は1月20日から24日の間、荒川河川敷において「令和元年度大隊漕舟競技会及び施設合同訓練記録会」を実施した。 本競技会と記録会は、第1施設大隊及び各部隊の施設隊員の渡河作業、特に漕舟練度の向上を図るとともに、各部隊・中隊の団結の強化及び隊員の士気の高揚を図ることを目的として、施設大隊の中隊(4コ中隊)対抗で行われる第1施設大隊の部と、第1普通科連隊と第1特科隊の合同チーム、第32普通科連隊、第34普通科連隊(4コ部隊3コチーム)による施設合同訓練の部に区分して行われた。 22日の競技会前日には、大庭師団長が訓練及び機航(げん外機の操作)の練度判定の現場を視察するとともに、23日の競技会及び記録会に臨む隊員を激励した。 23日の競技会及び記録会は、約2・5`のコースで行われ、第1施設大隊の部では、第3中隊が、施設合同訓練の部では、第1普通科連隊と第1特科隊の合同チームが優勝した。 今回合同チームとなった第1特科隊の尾沼士長は「当初、船の組み立て方、漕ぎ方も解らず苦労したが、訓練を通じて学ぶことができた。記録会では1連隊の隊員、部隊の先輩隊員と一致団結して優勝をすることができた。この経験を基に、もっと技術を向上させていきたい」と話した。 |
![]() 熱戦となった第1施設大隊の部 |
![]() 優勝した1普連・1特合同チーム |
(第1師団広報班) |
第1音楽隊 第5回室内楽演奏会 |
第1音楽隊は1月24日、光が丘IMAホール(練馬区)において第5回室内楽演奏会を実施した。 室内楽とは小編成での重奏であり、本演奏会は10組による演奏が行われた。 普段聴くことのできないパートごとに分かれた演奏や、小編成の多重奏に、会場に集まった大勢の観客は大きな拍手を送っていた。 特に第2部で演奏された打楽器5重奏「Heads Up!」は、自作の楽器を使用して演奏するほか、観客席まで隊員が移動して間近で演奏する等、一体感を感じさせる楽しい演出となった。 |
![]() 打楽器5重奏 |
(第1師団広報班) |
東京都防衛協会会報第15号(02.01.01)特集記事 |
私たちの誇り 躍動する自衛隊! |
第1師団管内で甚大な被害 |
台風15・19号に伴う災害派遣 民生安定に寄与 |
台風15号により千葉県に甚大な被害が発生して、収束もままならないなか、台風19号による猛烈な雨の影響で、21河川の24カ所で堤防が決壊、大規模な洪水被害が各地で発生した。土砂災害も相次ぎ、孤立状態になった地域も多く、各都県知事より災害派遣要請を受理した第1師団は、捜索や救助活動を実施した。
▼【台風15号に伴う災害派遣】 11日、千葉県知事から災害派遣要請を隊区担当部隊である空挺団が受理し、9月12日に第1後方支援連隊を増援し、香取市へ前進させて給水支援活動を実施した。 その後、下志津分区に被害の判明に伴い、第1普通科連隊、32普通科連隊、第1通信大隊、第1特殊武器防護隊を派遣し、土砂・倒木の除去、家屋の応急処置等を実施するとともに、16日には第34普通科連隊、第1特科隊、第1戦車大隊、第1高射特科大隊、第1施設大隊、第1偵察隊、他方面隊等の増援部隊を含み約3,000人態勢をもって伐採・給水・入浴の災害派遣活動に従事した。 ▼【台風19号に伴う災害派遣】 12日、東京都、千葉県、静岡県、13日には、茨城県、埼玉県、神奈川県の各知事からの災害派遣要請に基づき、師団は人命救助を第一義とした即時救援活動を実施した。 13日以降、第1普通科連隊、第1後方支援連隊は、世田谷区及び大田区において避難支援及び患者輸送を、第1後方支援連隊及び第1施設大隊の機械力をもって狛江市における道路啓開を実施した。 また、第32普通科連隊及び第1施設大隊は、埼玉県川越市において渡河ボートを活用した人命救助活動を、第34普通科連隊は、静岡県裾野市において行方不明者の捜索を実施するとともに、同県小山町において、施設に流入した土砂の除去を実施した。 その後、生活支援活動として、第32普通科連隊は埼玉県秩父市において、第34普通科連隊は静岡県函南町において、第1戦車大隊は静岡県熱海市において給水活動を実施した。第1施設大隊及び第1飛行隊は、物資輸送として、東京都奥多摩町の孤立地域に対し、ヘリコプターによる物資輸送を実施した。
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インド陸軍と実働演習 |
第34普通科連隊は10月15日から11月5日までの間、インド共和国ミゾラム州対内乱・ジャングル戦学校(CIJWS)において、令和元年度インドにおけるインド陸軍との実動訓練(ダルマ・ガーディアン19)に参加し、インド陸軍との実動訓練により陸上自衛隊の対テロ等に係る戦技技量を向上させるとともに、日印両国及び陸軍種の相互理解の促進と関係を強化した。
本訓練において、第34普通科連隊第5中隊(中隊長 阿部3佐)基幹の約30人の隊員とインド陸軍ドグラ連隊第18大隊(大隊長 シン大佐)1コ中隊基幹の約30人が共同訓練を行なった。
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宮殿にお祝いの礼砲轟く |
第1特科隊は10月22日、即位礼正殿の儀に参加し、隊長林1佐が指揮する増強1個中隊(73名)は、北の丸公園第2駐車場で、即位礼正殿の儀の儀式中、安倍内閣総理大臣による万歳の発声(第1声)に合わせて、初弾の砲音が宮殿に到達するように発射して、じ後5秒間隔で砲4門、合計21発の空包により礼砲の任務を遂行した。
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東京都防衛協会会報第14号(01.10.01)特集記事 |
地区防衛協会と1師団担任部隊&東京地本担当募集案内所等 |
身近で活躍している部隊・地本との 絆を強くして、しっかり激励・支援 しましょう! |
地区協会のそれぞれの地域には陸・海・空自衛隊の部隊・機関等が所在し、厳しい任務の遂行に邁進しています。 今回は、各地域に所在する陸上自衛隊第1師団の部隊及び自衛隊東京地方協力本部の地域事務所・募集案内所・出張所等を紹介します。 我が国の防衛はもとより各種災害への対処、厳しい募集業務に携わっている自衛隊の皆さんとの絆を強くして、更なる激励・支援に努めましょう。 |
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師団の総合戦闘力を発揮/第1次師団演習 |
第1師団は7月1日から5日の間、北富士・東富士演習場において、第1次師団演習を実施し、師団の総合戦闘力の発揮に必要な基盤となる練度を向上させるとともに、第1普通科連隊、第1戦車大隊及び第1施設大隊の訓練検閲を実施し、教育訓練の成果を評価した。 検閲実施にあたり統裁官(竹本師団長)は「有機的な指揮幕僚活動により戦闘力を組織化せよ」「一隊員に至るまで基本・基礎を確行せよ」「危機管理を徹底せよ」の3点を要望した。
この際、施設部隊により、陣前の障害を処理し、火力と機動を発揮しつつ、敵部隊を駆逐し、任務を完遂した。
また、07式機動支援橋の架設による架橋、87式地雷散布装置をヘリに装着してのヘリ散布による地雷原の構成など、作戦の全局面において施設能力を駆使して、任務を完遂した。 梅雨空に覆われ、濃霧等、高温多湿により過酷な状況であったが、受閲部隊は、それぞれの任務を完遂し、所望の成果を収めた 。
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練馬駐屯地納涼祭 |
練馬駐屯地は7月24日、駐屯地営庭において納涼祭を実施した。当日は好天に恵まれ、地域住民等約1万6千人が訪れた。
フィナーレの打ち上げ花火では花火大会実行委員会主催によるナイアガラの仕掛け花火等により、来場者から大歓声が沸きあがり、納涼祭は大盛況のうちに終了した。
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一発必中の精神で撃つ!/佐多対空射場にて |
師団は7月25日から27日までの間、佐多対空射撃場(鹿児島県)において「令和元年度多用途ヘリコプターからの機関銃射撃訓練」を実施した。 本訓練は第32普通科連隊長を担任官として、各部隊より選抜された機関銃射手に対し、機関銃射撃練度の維持及び指導能力の向上を図ることを目的に実施した。 また、東部方面航空隊、東部方面混成団の射撃訓練を支援した。
訓練を通じて隊員達は、お互いに射撃の特性や技術を相互に意見交換して練度の向上に努め、所望の成果を収めて本射撃訓練を終了した。
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東京都防衛協会会報第13号(01.07.01)特集記事 |
各駐屯地で入隊式(1普連・32普連・34普連・1特科隊) |
採用基準新たに 第1普通科連隊(練馬)、第32普通科連隊(大宮)、第34普通科連隊(板妻)は4月6日、第1特科隊(北富士)は4月13日、それぞれの駐屯地において、第10期自衛官候補生課程入隊式を行いました。 第1師団では、新たな採用基準により386人(新基準採用者19人)の入隊者を迎えました。今回の入隊式では、自衛官候補生達は昨年まで27歳未満の採用だった基準から、採用年齢を33歳未満まで上げての新基準の採用となりました。 各駐屯地の桜の花も満開に咲いた春の日、心身ともに新たな人生をスタートさせた自衛官候補生達(1普連教育隊117人・32普連教育隊119人・34普連教育隊98人・1特隊教育隊52人)は、多数の来賓及びご家族が見守る中、身に付けたばかりの敬礼を行い、大きな声で宣誓をし、凛とした姿を披露しました。 わずか数日の間で凛々しく制服を着こなす我が子を目の当たりにした家族からは「驚きと喜びとともに期待がいっぱい」とのコメントを伺いました。 また、入隊式にあたり五井自衛官候補生(30歳)は「大切な人との出会いと笑顔ですごしていける未来を守りたいと思い自衛隊へ入隊しました。若い同期に、気持ちも根性も負けていないと思います。これから一生懸命やりとげたいです」と入隊動機とこれかの抱負について述べました。 式終了後は家族との時間を設け、候補生とその家族は記念撮影したり、限られた時間の中、家族との和やかなひと時を過ごしました。
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山林火災における災害派遣(34普連・1飛隊) |
第1ヘリ団の協力をへて鎮火 |
第34普通科連隊及び第1飛行隊は4月5日から6日までの間、静岡県浜松市で発生した山林火災に伴う災害派遣活動を実施しました。 5日、正午過ぎに浜松市天竜区横川の山あいで火災が発生し、静岡県庁への連絡要員の派遣、初動対処部隊及び第4中隊が、浜松市の消防局及び航空自衛隊浜松基地等に向けて前進し、情報収集等を実施しました。 翌6日、早朝から第1ヘリコプター団及び第1飛行隊のヘリをもって飛行統制、航空偵察及び空中消火活動を開始し、第34普通科連隊は船明(ふなぎら)ダム運動公園において、周辺地域の安全確保等の消火活動を支援しました。 19回に及ぶヘリの空中消火により、鎮火が確認され、午後2時頃、県からの撤収要請を受理し災害派遣活動を終了しました。 |
![]() 現地調整する第34普通科連隊 |
東京都防衛協会会報第12号(31.04.01)特集記事 |
年明け早々の災害派遣(32普通科連隊・第1飛行隊) |
埼玉県ときがわ町 山林火災![]() ジェットシューターにより 残火処理する隊員 |
第1師団は1月23日から25日までの間、埼玉県知事より災害派遣要請を受け、埼玉県ときがわ町で発災した山林火災に伴う災害派遣活動を行なった。
第32普通科連隊はときがわ町役場にLOを派遣し関係機関等と連携し迅速な情報収集を行いつつ、第1特科隊より受領したジェットシューター50コを積載し、副連隊長(町屋2佐)を長とした1中隊主力(後、5中隊増強)をもって地上からの消火及び残火処理に当たった。 第1飛行隊は、第12ヘリコプター隊及び第106飛行隊とともに空中より火点確認の情報収集及び消火活動に当たった。 24日、鎮圧宣言を確認し、地上及び上空からと約6fもの燃焼した地域の消火活動を終え任務を完遂した。 |
人命救助で善行褒章(第1後方連隊) |
第1後方支援連隊輸送隊 塩谷3曹及び同連隊衛生隊 大橋士長は、平成30年12月22日夕方頃、国道254号線上り車線の練馬駐屯地正門交差点付近において発生した、軽自動車と自動二輪の衝突事故に際し、負傷して路上に倒れた自動二輪のドライバーに対してバイタルチェックを行ないつつ、速やかに119番通報を呼びかけるとともに、救急隊員到着までの間、負傷者に付き添い看護を継続する等、人命救助活動に努めた功績により練馬駐屯地司令(佐藤陸将補)から2月1日、善行褒賞を授与された。
人命救助にあたり塩谷3曹は「すぐに通報し出来る限りの処置をした。日々の訓練で、当たり前に実施してきた事を、実戦でも当たり前にできるように意識して行動してきたことが、今回の突発的な事故にも対応できたのだと思う」と感想を述べた。 また、大橋士長は「最初、傷病者を見た時は重症かと一瞬怖さを覚えました。しかし、衛生隊員として使命感に駆られ、自然に『大丈夫ですか?』と声をかけていました。バイク事故で重症にいたらなかったので良かったです。今後も自衛官として、一人でも多くの方の力になれればと思います」と感想を述べた。 |
![]() ![]() 塩谷佳三3等陸曹 大橋まゆみ陸士長 |
平成最後の射撃競技会(第1師団) |
北・東富士演習場で熱戦 |
第1師団(師団長 竹本陸将)は1月28日から31日までの間、北・東富士演習場において、射撃練度の向上を図るとともに部隊の団結強化及び士気の高揚を図ることを目的として、師団射撃競技会(重迫撃砲・小火器)を実施した。 本競技会は霊峰富士の下、北・東の演習場において、120o迫撃砲RT(重迫撃砲)、89式小銃、9o拳銃の3火器を使用し各隷下部隊より指定・抽選された隊員により、部隊の誇りと名誉をかけ熱戦を繰り広げた。 |
▼重迫撃砲射撃![]() 120ミリ迫撃砲の射撃 |
重迫撃砲射撃競技会は28日、北富士演習場において、1普連及び34普連、29日、32普連及び中即連(オープン参加)が射撃を実施した。 3連覇を狙う32普連、昨年の雪辱を誓う1普連及び34普連が熱戦を繰り広げた。 結果は5年ぶりに1普連が優勝、32普連が準優勝となった。 |
▼小火器射撃![]() ![]() 小火器射撃(9ミリ拳銃) 小火器射撃(89式小銃) |
小火器射撃競技会は東富士演習場(基本射場及び縮尺射場)において、各競技対抗の部に分かれ実施した。 師団射撃競技会として89式小銃及び9o拳銃を使用した競技会を実施するのは約30年振りとなった。 結果は以下のとおりとなった。 【小火器射撃部隊対抗の部】 普通科連隊の部 優勝 第32普通科連隊 大隊等の部 優勝 第1施設大隊 隊の部 優勝 司令部付隊 【小火器応用射撃個人の部】 優勝 第32普通科連隊 3曹 渡辺龍介 準優勝 第32普通科連隊 3曹 甲斐崇見 第三位 第1後方支援連隊 1尉 増野 茂 【重迫撃砲射撃の部】 優勝 第1普通科連隊 (第1師団広報班) |
東京都防衛協会会報第11号(31.01.01)特集記事 |
平成30年度自衛隊記念日観閲式(第1師団) |
第1師団は10月14日(日)、陸上総隊が創隊されてから初めての観閲式となる平成30年度自衛隊記念日観閲式に観閲部隊として参加した。 観閲部隊は、第1師団長(竹本陸将)を観閲部隊指揮官として、第1師団を基幹とした全国の陸上・海上・航空自衛隊の各部隊、防衛大学校、防衛医科大学校及び高等工科学校等の学校機関、予備自衛官・即応予備自衛官部隊等、約3,800名の人員と約260両の装備で編成された。 第1師団は観閲部隊に加えて、受付・案内、警備、補給・整備、来賓接遇等、幅広い分野において後方支援に携わった多くの隊員の活躍により、平成30年度自衛隊記念日観閲式における全ての任務を完遂し国家的行事の遂行に寄与した。 |
![]() ![]() ![]() ![]() |
日米共同訓練(第1普通科連隊) |
平成30年度米国における米陸軍との実動訓練 (ライジングサンダー18) |
第1普通科連隊(連隊長 町中1佐)は8月23日から9月22日までの間、アメリカ合衆国 ワシントン州ヤキマ演習場(YTC)において「平成30年度米国における米陸軍との実動訓練(ライジングサンダー18)」に参加した。
本訓練は1普連3中隊(中隊長 林1尉)基幹の約130人の隊員とルイス・マッコード統合基地に駐屯する第2‐2ストライカー旅団戦闘団第1‐17歩兵大隊C中隊基幹の約230人が、共同の機能別訓練、総合訓練等を実施して相互運用性の向上を図った。 日本側部隊指揮官(連隊長 町中1佐)は、8月31日の訓練開始式において、「日米の絆の強化」「相互連携要領の向上」「管理の徹底」の3点を要望し、「日米両部隊・隊員がそれぞれ与えられた任務を確実に完遂し、本訓練を通じて日米同盟がより効果的にかつ強固なものへと深化することを期待する」と訓示して、両部隊は訓練の成功を誓い合った。 機能別訓練は9月1日から4日の前段において、陸自が独自で市街地における普通科中隊以下の戦闘行動及び射撃訓練を演練し、6日から8日の後段は日米共同連携要領を実施した。 総合訓練は、9月10日から12日の間、敵陣地等の掃討における警戒部隊の駆逐から市街地掃討までの共同連携要領を演練した。 本訓練に参加した3中隊3分隊長 府川2曹は「米国との訓練により分隊員の意識が向上したことに感動を覚えた。 また、建物内での射撃や広大な土地ならではの長い射距離の射撃と日本ではできない経験を積むことができた。今後はこの経験を活かしさらなる練度向上に努めるとともに、部隊への普及に務めていきたい」と話した。 |
![]() ![]() 訓練開始式 01式軽対戦車誘導弾の発射訓練 |
慰霊祭部隊拝礼(第34普通科連隊) |
平成30年度 千鳥ヶ淵戦没者墓苑 秋季慰霊祭 |
34普連(連隊長 山之内1佐)は10月18日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑において平成30年度千鳥ヶ淵戦没者墓苑秋季慰霊祭に伴う部隊拝礼を実施し、先の大戦で亡くなられた戦没者に対し鎮魂の祈りを込めた儀じょうを行った。 |
![]() 六角堂に安置された御柱に敬礼する久木田1尉と34普連隊員 |
東京都防衛協会会報第10号(30.10.1)特集記事 |
自衛官人事(8月1日付) |
東部方面総監 | 第1師団長 | 第1師団副師団長 | 東京地方協力本部長 |
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陸将 田 克樹 (陸上幕僚副長) |
陸将 竹本 竜司 (第11旅団長) |
陸将補 佐藤 真 (防衛監察本部) |
陸将補 荒井 正芳 (教育訓練研究本部) |
機動展開訓練・射撃訓練(第1特科隊) |
みちのくに砲声轟く |
第1師団(師団長 竹本陸将)は8月2日から9日までの間、福島県の白河布引山演習場において第1特科隊(林1佐)に対して「平成30年度野戦特科部隊等の機動展開・射撃訓練(第1特科隊実射訓練検閲)」を実施した。
本訓練は、北富士駐屯地から白河布引山演習場(福島県)までの約300kmの機動展開に引き続く射撃任務の実施という想定で行い、第1特科隊の機動展開能力及び射撃精度の評価・判定を実施した。 8月3日、白河布引山演習場に展開した第1特科隊は、5日までに陣地偵察、弾薬受領、火砲の整備等、陣地占領を完了して、6日から射撃任務を遂行した。 状況開始以降、逐次変化する戦況に応じ、試射や陣地変換を行いながら、射撃要求に応じて射撃任務を実施した。射撃実施にあたり観測機関、射撃指揮機関及び戦砲隊の三者が巧みに連携して、雨の影響による泥濘化した軟弱な地盤に苦労しながらもこれを克服した。 検閲終了後、統裁官は講評の中で、「射撃任務の実施にあたり各人が保有する能力を最大限に発揮し、弾先でその実力を証明してくれた。 引き続き、あらゆる任務を完遂できるよう、隊長林1佐を核心として強靭な特科隊の練成に励んでもらいたい」と述べ、今後の第1特科隊の部隊練成による更なる練度向上を要望し、所望の成果を収め本訓練を終了した。 |
![]() ![]() 射撃を実施する155mm 榴弾砲(FH−70) 弾着景況を確認する師団長 |
六ケ所で対空実写訓練(第1師団) |
師団は7月22日から8月4日までの間、六ヶ所対空射場(青森県)において高射学校が実施する「平成30年度地対空誘導弾の対空実射訓練」に携帯地対空誘導弾保有部隊の隊員を参加させ、実射訓練を通じて対空射撃能力の維持・向上を図った。
射撃訓練間は快晴に恵まれ、対空射撃を実施するにはこの上ない天候となった。本訓練に先立ち組長及び射手は事前に東富士演習場や駒門駐屯地での非実射訓練を通じてその練度を高めており、当日の実射訓練においては組長及び射手が相互に連携して射撃手順に基づき円滑な射撃を実施し所望の成果を収めた。 |
![]() 1普連隊員によるP-SAMの射撃 |
被災地のために最大限の支援(第1師団) |
師団は台風7号及び大雨の影響により、西日本で発生した土砂災害、浸水等に伴い、7月9日から東方入浴支援隊、東方給水支援隊及び東方広域防疫隊を編成して広島県で災害派遣活動を実施した。
派遣活動に従事した隊員達は、酷暑の続く厳しい気象条件の中、ライフラインが甚大な被害を受けた地域において、献身的に任務に臨んでいたが、ライフラインの復旧に伴う支援所要の減少により逐 次災害派遣の任務を終え、原所属への復帰を果たした。 給水支援隊は第1師団及び12旅団が方面隊の主力となり、第13旅団の指揮下で呉市において、1普連・32普連・1後支連・1通大の要員が活動を実施していたが、7月25日をもって任務を終え各駐屯地へと帰隊した。 東方広域防疫隊は1特防・12化防・1後支連の要員が、第13旅団の指揮下で、冠水した地域の防疫を実施していたが、7月26日を持って任務を終え所属部隊へと帰隊した。 |
(師団 広報班) |
![]() 給水支援を行う32普連隊員 |
東京都防衛協会会報第9号(30.7.1)特集記事 |
国旗捧持隊(1普連) |
国家行事で敬意を表す 李克強国務院総理が来日 |
5月9日、迎賓館において第1普通科連隊 第1中隊 室坂3尉以下40人の国旗捧持隊は、中華人民共和国 李克強国務院総理(首相)に対して、日本・中華人民共和国の国旗を一糸乱れぬ動作で捧持し、国内外に威容を示した。
参加した第1中隊川端士長は「練成当初は個癖により旗の角度や動作を揃えることに苦労したが、指導部や第302保安警務中隊の方々による厳しくも丁寧な指導により、本番では国旗捧持隊が一体なって実施できた。国家行事に参加できたことは貴重な経験であり、改めて自衛官であることに誇りを感じるとともにわが国への愛国心を再認識した。 今後より一層職務に邁進していきたい」と式典終了後感想を話した。 |
![]() ![]() 迎賓館において国旗を捧持する第1普通科連隊 |
創立記念行事(1師団・練馬駐屯地) |
創立記念行事で威容示す! |
第1師団(師団長 柴田陸将)は4月8日、練馬駐屯地において第1師団創立56周年・練馬駐屯地創設67周年記念行事を挙行した。 当日は天候に恵まれ、多数のご来賓をはじめ、招待者、地域住民及び隊員家族等、約1万人が駐屯地を訪れた。 記念式典の式辞で師団長は「我々は情勢等の変化に柔軟に対応し、予期されるあらゆる事態への備えを万全にするとともに、事態の発生に際しては、直ちに行動し、必ず任務を完遂するという『即動必遂』の覚悟が求められる。いかなる過酷な状況下においても必ずや任務を完遂できる強靭な第1師団を練成していかなければならない。」と観閲部隊に要望した。 式典に引き続き、音楽演奏・訓練展示が行われ、特に注目を浴びたのは、第1師団の伝統である100人のらっぱ手で構成されたらっぱ隊、第1音楽隊及び第1特科隊の礼砲隊がコラボレーションした音楽演奏であった。 |
![]() ![]() (左)訓示を述べる柴田師団長 (右)第1音楽隊、100人らっぱ隊、 第1特科隊礼砲隊による合同 音楽演奏 |
銃剣道訓練展示等(1普連) |
ミャンマー陸軍と交流 |
第1普通科連隊銃剣道訓練隊は、4月16日、日緬専門家交流の支援として、ミャンマー陸軍の銃剣道教官要員の三人に対し銃剣道訓練展示等を行った。 ミャンマー陸軍では60年前に日本から送られた防具を修理を重ねながら現在も大切に使用しているという紹介に、若い隊員から驚きと感嘆の声が上がった。 |
(師団 広報班) |
![]() 訓練展示する隊員 |
東京都防衛協会会報第8号(30.4.1)特集記事 |
災害派遣(1師団) |
災害派遣任務を完遂! 各地で民生の安定に寄与 |
第1師団(師団長 柴田陸将)は、昨年末から今年の始めにかけて発生した山林火災における空中消火及び大規模断水に伴う給水支援の3件の災害派遣任務に即動して任務を完遂し、民生の安定に大きく寄与した。 1月29日、新潟県佐渡市で大規模な断水が発生したことを受け、1月30日から2月2日の間、師団は第12旅団の増援として、第1師団給水支援隊(第1後方支援連隊、第1普通科連隊、第1特科隊、第1通信大隊、第1師団司令部付隊)を派遣し、佐渡市内において給水支援を実施した。 各部隊は約400`bの長距離機動と海路による移動に併せ、慣れない積雪地での活動にもかかわらず任務を完遂した。 また1月3日には、東京都西多摩郡奥多摩町で発生した山林火災に伴い、師団は4日、東京都知事からの災害派遣要請を受け、1施大長以下を派遣し、奥多摩町での災害対策本部との連絡調整及び消火機材の取り付けを行うとともに1通大は映像記録を実施した。また1飛は12ヘリ隊の支援を受け空中消火を実施して早期の鎮圧に寄与した。 さらに昨年の12月17日には、山梨県上野原市で発生した山林火災に伴い、18日、山梨県知事から第1特科隊長に対して災害派遣要請があり、同隊は、災害対策本部との連絡調整、ヘリへの消火機材の取り付け及び鎮火確認を行うとともに、1飛は12ヘリ隊の支援を受け空中消火を実施し任務を完遂した。 大規模断水に伴う給水支援を実施した1後支連補給隊 西宮3曹は「慣れない積雪地での活動であったため安全運転を心掛けた。寒さが厳しかったが、無事任務完遂できて良かった」と話した。 また本災害派遣活動に対し、山梨県から1特、1飛が、奥多摩町から1施大及び1飛が、それぞれ感謝状を受賞した。 |
![]() ![]() 佐渡市/給水支援を行う第1後方支援連隊 奥多摩町/消火機材の 取り付け作業をする1施大 |
年頭編隊飛行訓練(1飛隊) |
航空安全意識の高揚を図る! |
第1飛行隊は1月10日、東京都及び神奈川県上空においてUH‐1J4機による年頭編隊飛行訓練を実施し、平成30年における航空安全を祈願するとともに、安全意識の高揚を図った。
視察した師団長は、訓示において1飛隊員の昨年の活躍を称えるとともに、今年の無事故と更なる飛躍を訓示した。 |
![]() 視察する柴田師団長 |
訓練検閲(1師団) |
厳冬の富士で 防御戦闘 4個部隊を検閲する |
師団は12月4日から11日までの間、厳冬の東富士演習場において、第1普通科連隊(連隊長 町中1佐)、第1特科隊(隊長 佐藤1佐)、第1施設大隊(大隊長
能村2佐)及び第1飛行隊(隊長 井上2佐)の訓練検閲を実施し、教育訓練の成果を評価して、その進歩向上を促した。 編成完結式の訓示において統裁官(師団長)は「指揮官の企図及び命令を徹底せよ」、「常に敵を意識し、部隊の基本的行動及び隊員の基礎動作を徹底せよ」、「管理を万全とし、徹底せよ」の3点を要望し訓練検閲は開始された。 1普連は師団の支作戦正面を担任する増強普通科連隊として、夜間の約40`bの徒歩行進に引き続き陣地防御し、敵の侵攻を阻止した。 1特は師団の作戦における火力戦闘の骨幹部隊として、夜間の車両行進に引き続き、師団の防御戦闘における火力運用を統制して、重要目標リストに基づく火力戦闘を行い、師団の任務完遂に寄与した。 1施大は夜間の車両行進に引き続き、師団保有の機械力を適切に運用し、師団指揮所の構築、防御部隊等に対する陣地構築支援、障害構成等を積極的に実施した。 1飛は師団の作戦における戦闘支援部隊として、立川及び練馬駐屯地からの展開及び車両行進に引き続き、飛行展開地を占領し、ヘリコプター火力戦闘、EEI(情報主要素)解明に資する航空偵察等、戦闘を空中から支援した。 各部隊は未明の気温が氷点下にまで下がる厳しい寒さの中、日ごろの訓練成果を遺憾なく発揮し、各々の任務を完遂した。 また、本訓練検閲においては5夜6日にわたる戦術行動の後、1普連は総合戦闘射撃、1特は89式小銃応用射撃、1施大は89式小銃応用射撃、1飛は89式小銃及び9_拳銃の応用射撃による実射検閲を実施し併せて評価した。 |
(師団 広報班) |
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東京都防衛協会会報第7号(30.1.1)特集記事 |
第1師団 日米実働訓練 |
日米の絆 更なる強化 相互運用性の向上を図る |
第1師団(師団長 柴田陸将)及び米陸軍第1―25旅団は9月8日から25日までの間、滝ヶ原駐屯地、米軍キャンプ富士、東富士演習場及び王城寺原演習場において「平成29年度国内における米陸軍との実動訓練(オリエントシールド2017)」を実施し、実動訓練により相互運用性を向上させるとともに、指揮機関訓練において日米共同作戦計画を立案・検証し日米師・旅団司令部の相互運用性の向上を図った。 |
![]() 訓練開始式における日米両統裁官 |
本訓練は第34普通科連隊(連隊長 山之内1佐)が実動訓練(FTX)の担任部隊となり、米陸軍の第3―21歩兵大隊(大隊長 デイビス中佐)と共同して実動訓練を実施し、機能別訓練、総合戦闘射撃、市街地戦闘、ヘリボンからの攻撃等により連隊・大隊レベルの相互運用性の向上を図った。 また、師団司令部及び1―25ストライカー旅団戦闘団司令部は指揮機関訓練(CPX)を行い、日米共同作戦における連携要領を演練した。 参加者は日米合わせて約2400人となりオリエントシールド史上最大規模となった。 11日、訓練開始式において、日本側統裁官(第1師団長)は「部隊及び隊員それぞれが与えられた任務を見事に完遂し、本共同訓練を通じて日米同盟がより実効的かつ強固なものへと深化することを期待する」と訓示した。 また米側統裁官(在日米陸軍司令官 ジェームズ・F・パスカレット少将)は「日米同盟はこれまで以上に重要になっている。訓練では互いに学び、切磋琢磨してほしい」と訓示し、両部隊は訓練の成功を誓い合った。 FTX 12日から18日の間、日米両部隊は東富士演習場において各直轄小隊が相互の技術交流及び連携要領を演練する機能別訓練を、各普通科中隊が市街地戦闘訓練、ヘリボンに引き続く共同攻撃要領及び共同総合戦闘射撃(CALFEX)を演練した。また、19日から22日の間は実動訓練の集大成である総合訓練において日米両部隊は、富士地区からオリエントシールド初となる方面区をまたぐ長距離機動展開を実施し、それぞれの指揮系統に従い、相互に必要な調整を行いながら、最終目標(市街地)を確保するなど、共同攻撃要領について演練した。 CPX 師団司令部及び1―25旅団司令部はCPXにおいて、日米共同作戦計画を立案するとともに、米軍のシミュレーションシステムを用いた戦闘指導により日米共同作戦計画の検証等を行い、日米の共同作戦における連携要領を演練した。日米両司令部は日々綿密な調整を複数回重ね、師・旅団レベルでは訓練経験の少ない、日米共同作戦計画を完整させた。 22日、日米合同作戦会議において日米両指揮官が、じ後の作戦構想について決心した時点をもって、状況を終了した。 |
![]() ![]() 前進要領の最終確認をする日米両部隊 日米共同作戦会議 |
第1普通科連隊 千鳥ヶ淵戦没者墓苑秋季慰霊祭 |
鎮魂の儀仗 |
第1普通科連隊(連隊長 町中1佐)は10月18日、千鳥ケ淵戦没者墓苑において平成29年度千鳥ケ淵戦没者墓苑秋季慰霊祭に伴う部隊拝礼を実施し、墓苑に安置されている36万余りの御柱をはじめ、先の大戦で亡くなられた全ての戦没者に対し鎮魂の祈りを込めた儀仗を行った。 |
![]() 鎮魂の儀仗を行う陸自拝礼部隊 |
東京都防衛協会会報第6号(29.10.1)特集記事 |
第1師団 訓練検閲 |
第1師団 訓練検閲 |
![]() 逆襲戦闘する第1戦車大隊 |
第1師団(師団長 柴田陸将)は7月11 日から19 日までの間、東富士、相馬原及び関山演習場において、第1戦車大隊(大隊長 池田2佐)、第1偵察隊(隊長田辺2佐)、第1音 楽隊(隊長小川1尉)の訓練検閲を実施し、教育訓練の成果を評価し、その進歩向上を促した。 1戦大は偵察警戒部隊として約110qの 車両行進に引き続き東 富士隘路において数線の陣地を利用する抵抗により遅滞戦闘を実施し、敵部隊の侵攻を遅滞させるとともに後退後は師団予備として行動し、主戦闘地域に対する逆襲戦闘を行った。 1偵は約300qの車両行進の後、広域にわたる監視網を構成し、 師団長の状況判断及び決心に必要な情報収集により師団の任務達成に寄与した。 1音は約 25 qの徒歩行進に引き続き師団司令部付隊に配属され、 師団指揮所警備区域の一部を担任し敵遊撃部隊を阻止・拘束する等、陣地防御間、指揮所警備を遂行した。 |
第1普通科連隊 年次国際射撃競技会 |
第1普通科連隊 年次国際射撃競技会 射撃総合2位 |
![]() 師団長と記念撮影する繁田2曹(右)と塩見3曹(左) |
5月5日から26 日までの間、豪州ビクトリア州パッカパンニャル訓練場で実施された、 年次国際射撃競技会(AASAM 17 )に、1普連本管中隊 繁田2曹及び塩見3曹が正 要員として参加し、繁田2曹が狙撃グループ 総合2位、塩見3曹が、 国際マッチグループ (小銃、機関銃及び拳銃の総合)で陸上自衛隊過去最高順位の総合2位の成績を収め、6月16 日、師団長に報告を行った。 繁田2曹は「日本人の誇りを胸に謙虚な中 にも芯を持ち、活躍できればと考えAASAMに参加した。 今後は今競技会で修得した技術の継承が重要と認識している」と感想を話した。 塩見3曹は「大会では、練成時から起床〜射撃〜就寝までをルーティン化したので、特に緊張することなく、リラックスした気持ちで射撃することができた」と話した。 |
練馬駐屯地 納涼祭 |
納涼祭 |
![]() 1普連本部管理中隊のパフォーマンス |
練馬駐屯地(司令 第1師団副師団長)は7月26日、駐屯地グランドにおいて納涼祭を実施した。 当日は降雨の心配もあったが、祭り開催中は好天に恵まれ昨年比 7千人増の地域住民等 約1万6千人が訪れた。 祭りは音楽隊のフ ンファーレで始まり、地域住民と隊員による盆踊りや地元北町の3つの連と1後支連が参加した阿波踊りのほか山形県人会による花笠音頭や各部隊対抗によるパフォーマンス大会が行われ昨年とは違う盛り上がりをみせたフィナーレは花火大会実行委員会主催による打ち上げ花火やナイアガラの仕掛け花火により、来場者から大歓声が沸きあがり、納涼祭は大盛況のうちに終了した。 |
(師団広報班) |
東京都防衛協会会報第5号(29.7.1)特集記事 |
第1普通科連隊 全日本銃剣道優勝大会 |
4年振りの優勝 銃剣道で全国制覇 |
第1普通科連隊(連隊長 町中1佐)は4月23日、日本武道館において公益社団法人全日本銃剣道連盟が主催する「第 61 回全日本銃剣道優勝大会」に参加しました。 試合は選抜された5人を1チームとした団体戦方式で、1普連チームは防衛省第1部( 69チーム参加)で競いました。 連隊は危なげない試合運びで駒を進め、決勝戦では、第4特科連隊(久留米)に4対1で勝利するなど、圧倒的な強さを見せつけ、4年振りに見事日本一の栄冠に輝きました。 監督の出浦1曹は 「各人がそれぞれの役割を理解し、大将までつなげるという強い気 持ちで戦ったことが優勝に繋がった。青少年大会、国体も優勝を目指す」と更なる飛躍を 誓いました。 |
![]() 優勝した第1普通科連隊 |
第1師団 災害派遣 |
山林火災で災害 派遣 |
師団は5月2日・3 日、静岡県浜松市天竜区で発生した山林火災に伴い、災害派遣活動を実施しました。 2日11時15分、第34普通科連隊長兼ねて板妻駐屯地司令山之内1佐は静岡県からの災害派遣要請を受理し、師団司令部は同時刻をもって非常勤務態勢に移行して、11時30分、災害派遣実施に関する行動命令を発出しました。 34普連は直ちに県庁及び現地対策本部(浜松市消防本部)に連絡幹部を派遣するとともに、ファスト・フォー スを降着地域に前進させ、第12ヘリコプター隊のCH47にバケット取り付けの支援等を実施しました。 第1飛行隊(隊長 井 上2佐)は航空偵察を行うとともに、前方指揮所(浜松基地)を開設し、UH‐1による空中消火及び安全統制を行いました。 3日16時43分、火災の鎮圧を確認した静岡県からの派遣撤収要請を受け、無事活動を終了しました。 2日間にわたる活動で1飛のUH‐1による空中消火を計11回約5.5d、12 ヘリのCH47 による空中消火を計94 回約470d、それぞれ実施しました。 |
(師団 広報班) |
![]() バケットを取り付け、取水点に飛び立つUH-1 |
第1師団 師団長交代 |
柴田陸将 第 37 代師団長に着任 |
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第 37代第1師団長として柴田昭市(しばた しょういち)陸将が3月27日付で第14旅団長(善通寺)から着任しました。 翌 28 日、柴田師団長は副師団長以下隷下部隊長等が出迎える中第1普通科連隊及び第1音楽隊で編成された儀杖隊による栄誉礼を受け、慰霊碑に献花した後、着任式に臨みました。 着任の辞において師 団長は整列した部隊に対し統率方針として『強靭な第1師団の練成』を掲げ『即動必遂』 『心技体の充実』を要望しました。 前師団長の西浩コ陸将は同日付で、陸上自衛隊幹部学校長(兼ねて目黒駐屯地司令)としてご栄転されました。 |
東京都防衛協会会報第4号(29.4.1)特集記事 |
第1師団隷下部隊 |
集合訓練で資質涵養 指導者の指導能力向上も |
第1師団(師団長 西 陸将)隷下部隊は施設合同訓練・狙撃手集合訓練・格闘集合訓練及び化学特技者集合訓練を実施し、知識・技能の修得、資質の涵養を図るとともに、指導者の指揮・指導能力の向上を図りました。 |
施設合同訓練(第1施設大隊) |
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第1施設大隊(隊長 山下2佐)は1月16日から18日までの間、東富士演習場において、師団隷下各普通科連隊の施設(爆破)技術の練度向上及び施設大隊の指揮・指導能力の向上を図ることを目的として、第3次施設合同訓練を実施しました。 爆破訓練は当初70式地雷原爆破装置による爆破を実施して、その景況を確認するとともに、70式地雷原爆破装置の投射から通路拡幅、対戦車壕の処理を一連の状況下で実施しました。その後は実際に戦車及び小銃分隊による突撃を行って、爆破処理後の通過について検証しました。 担任した第1中隊長 渡邊1尉は「普通科及び戦車部隊の協力で実戦的な爆破訓練を実施することができた。今後の課題として、戦車がスムーズに通過できるような壕処理要領を検討していきたい」と訓練後話しました。 |
(師団広報班) |
狙撃手集合訓練(第32普通科連隊) |
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第32普通科連隊(連隊長 毛利1佐)は1月16日から3月7日までの間、大宮・朝霞駐屯地、東・北富士演習場において、第2回師団狙撃手集合訓練を実施しました。
本訓練は選抜された隊員に対し、基礎訓練及び行動訓練により、狙撃手に必要な知識及び技能を修得させるとともに、狙撃手として必要な資質を養うことを目的として行い、射撃術に加え、記憶力維持訓練、武装障害走、目標発見識別訓練、距離判定訓練、潜入訓練等の戦闘戦技訓練を実施しています。 被教育者として参加した32普連5中 岸部3曹は訓練に当たり「少しでも多くの知識・技能を身につけ1人でも多くの仲間を助けられる狙撃手になれるよう頑張る。MOS(特技)を取得した際には、師団・連隊の狙撃手育成のため、全力を尽くしていきたい」と意気込みを話しました。 |
(師団広報班) |
格闘集合訓練(第34普通科連隊) |
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第34普通科連隊(連隊長 山之内1佐)は1月10日から3月17日までの間、板妻駐屯地及び市街地訓練場において師団格闘集合訓練を実施しました。
被教育者として参加している34普連2中 高尾3曹は「格闘指導官としての指導能力及び資質を涵養し、部隊の近接戦闘能力の向上に寄与できるよう教育に邁進する」と意気込みを話しました。 |
(師団広報班) |
化学特技者集合訓練(第1特殊武器防護隊) |
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第1特殊武器防護隊(隊長 原田2佐)は、1月16日から20日までの間、朝霞訓練場において訓練参加部隊の部隊化学特技者に対して第2回師団化学特技者集合訓練を実施しました。
訓練に指導部として参加した1特防 伊藤3曹は「訓練を通して、各部隊の部隊除染所開設・運営の練度が上がり特殊武器防護に関する能力が上がったと感じた。引き続き各部隊には訓練を継続してもらいたい」と話しました。 |
(師団広報班) |
熱戦!重迫撃砲等競技会 |
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師団は2月6日から8日までの間、北富士演習場において、師団重迫撃砲等競技会を実施しました。 競技会には師団隷下3コ普通科連隊に加え、隷下外から第1空挺団、普通科教導連隊、中央即応連隊がオープン参加し重迫撃砲と迫撃砲の部に分かれて行いました。
競技に当たり統裁官は「全隊員が一致団結し、全ての努力を弾先に集中せよ」「基本・基礎を徹底せよ」「安全管理を徹底せよ」を要望しました。 結果は第32普通科連隊が総合優勝に輝きました。 |
(師団広報班) |
東京都防衛協会会報第3号(29.1.1)特集記事 |
第1師団と関係機関と連携を強化 |
師団は各種訓練を実施し自治体・警察・消防等との連携を強化するとともに、その対処能力向上を図りました。 |
■警察共同訓練 1普連は11月10日から11日の間、朝霞訓練場において警視庁と共同訓練を実施しました。 本訓練は治安出動時における自衛隊と警察相互の連携要領の確認及び実効性の向上を図ることを目的として行われ、緊急輸送、武装工作員対処、共同検問要領等を演練しました。 緊急輸送訓練では警察先導下での部隊移動における警察と自衛隊の連携要領を、また武装工作員対処訓練においては、検問所に不審車両が進入し、抵抗する武装工作員を制圧・検挙するまでの要領を演練しました。 |
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■国民保護訓練 11月15日、東京文化会館及び上野恩賜公園において行われた東京都国民保護訓練に師団司令部、1普連、1特防が参加しました。 本訓練は文化施設等においてテロ災害が発生したことを想定し行われ、師団司令部は現地調整所における活動全般の調整、現地における部隊の全般統制を、1普連はLOによる被害情報の収集及び調整所における調整を、1特防は調整所における除染等に係る調整及び警視庁と共同し、東京文化会館大ホールの地域除染をそれぞれ実施しました。 |
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■離島防災訓練 三原山噴火で全島民が避難した日から30年を迎えた11月21日、伊豆大島において行われた東京都・大島町・利島村合同離島防災訓練に参加しました。 1普連は主会場(町立つばき小学校)で行われた三原山噴火を想定した訓練において、先遣隊を空自ヘリにより部隊投入し、その後、関係機関及び都立大島高校生徒らと連携して救出救助を実施しました。 島外避難訓練では老人ホームの要配慮者を高機動車で港まで迅速かつ安全に輸送し、警視庁警備艇「ふじ」に乗船させるなど、離島での災害対処能力向上を図りました。 |
殉職隊員の冥福を祈る |
師団は11月11日、練馬駐屯地において、遺族、来賓、陸海空部隊長等が参列する中、東京都殉職隊員追悼式を実施しました。 師団長(執行者)は追悼の辞において「我々は国のために尽くし立派に使命を果たされた御霊の尊い志を受け継ぎ、国民の負託に応え得る、強靭な部隊・隊員の育成に邁進していく所存であります」と述べられました。その後、献花、拝礼、弔銃と続き、式は厳粛に執り行われました。 (師団広報班) |
![]() 弔銃をする1普連隊員 |
国家的行事を支援! |
師団は10月10日・11日、羽田空港及び皇居宮殿東庭において、ベルギー王国 フィリップ・レオポルド・ルイ・マリー国王、王妃両陛下の来日に伴う礼砲・と列を実施しました。 |
![]() ![]() 日本・ベルギー両国の国旗を捧持する34普連隊員 礼砲を行う1特隊員 |
※「と列」は、皇族や国賓等訪問途上における送迎の意を表し、一般的に到着した空港、港などのその地域の玄関口から目的地までの適度な区間の公道に一定の間隔で並び送迎します。 自衛隊においては、主として皇族に対してのみ実施します。 日本・ベルギー両国の国旗を捧持する34普連隊員 礼砲を行う1特隊員 |
東京都防衛協会会報第2号(28.10.1)特集記事 |
敵の侵攻を阻止せよ! 第1師団訓練検閲 |
第1師団(師団長西陸将)は7月11日から19日までの間、東・北富士演習場において、第34普通科連隊(連隊長山之内1佐)、第1後方支援連隊(連隊長瓜生1佐)、第1特殊武器防護隊(隊長原田2佐)の訓練検閲を実施し、教育訓練の成果を評価し、その進歩向上を促しました。 本訓練検閲では6夜7日にわたる戦術行動の後、34普連は「総合戦闘射撃」、1後支連・1特防は「基本射撃」を実施し訓練検閲の評価に反映しました。 |
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敵を待ち構える34普連隊員 横転した車両を回収する1後支 防護マスクを着けて射撃する1特防 |
遭難者を発見・救出 |
18日の戦闘射撃に先立ち実施し た演習場安全確認の際、1飛のU H‐1Jが、前日から富士山登山 中に行方不明となっていた民間人 を発見(写真)し、これを収容して、御殿場小山消防署救急車へ引 き継ぎ救助しました。 |
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震災対処能力の向上を目指して |
師団は7月5日から8日までの間行われた平成28年度自衛隊統合防災演習(28JXR)において、迅速な初動対処や被災情報の収集を行うとともに、活動拠点展開訓練、通信検証、航空情報提供訓練を実施しました。 師団は本演習において、幕僚活動の向上を図るとともに、現行計画の検証を行うことができました。 今後も引き続き改善・検討を重ね、震災対処能力の維持・向上に努めていきます。 |
![]() ![]() 現地調整所での状況報告 衛生科隊員と患者を輸送する1飛 |
納涼祭開催! |
練馬駐屯地(司令藤岡将補)は7月26日、駐屯地営庭において納涼祭を実施しました。当日は時折小雨の降る中、昨年比3千人増の地域住民等約1万人が訪れて祭りを楽しみました。 |
![]() 雨中に咲く打ち上げ花火 |
東京都防衛協会会報創刊号(28.7.1)特集記事 |
海賊対処活躍中 日本から1万KMジプチの地で! |
第1師団(師団長西浩コ陸将)は、今年2月から派遣海賊対処行動支援隊第5次隊の司令部・業務隊・警衛隊要員を派遣し、海上自衛官とともに各国の軍隊と協力しながら、欧州や中東から東アジアを結ぶ重要な海上交通路の要衝であるジプチにおいてソマリア沖・アデン湾海域の安全確保に当たっています。現地から隊員2名の声をお届けします。 |
橘戦士ジプチに立つ |
第5次隊警衛隊 3等陸曹 岩阪 勇樹(34普通科連隊第2中隊) |
海賊対処行動の要として海上自衛官が参加している派遣海賊対処行動航空隊の固定翼哨戒機P3Cはアデン湾を航行する数多くの一般船舶を慎重に識別するという隙のない哨戒任務を行っています。 従って自分自身も、監視飛行を行う海上自衛官の方々を始めとした拠点勤務者が安心して勤務できるように、隙のない警備を心掛けています。 帰国まで油断せず、健康管理に留意し、日本国自衛隊の一員としての誇りと、送り出してくれた橘連隊(第34通科連隊)及び家族への感謝の気持ちを忘れずに引き続き頑張ります。 |
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女性陸上自衛官 ジプチ初上陸 |
第5次隊司令部 3等陸佐 根 久恵(1師団司令部法務幹部) |
私は、法務幕僚として派遣され、ジブチの日本隊自衛隊活動拠点において指揮官に対する法的な補佐や部隊の任務遂行のための法務業務を行っています。 海賊対処にはこれまでに約30か国が参加しており、業務調整時は、日本語・英語・フランス語・ソマリ語等が飛び交うのもこの勤務の特徴ですが、お互いそれぞれの組織、文化及び伝統を理解・尊重し合い勤務しております。 今回の派遣にあたっては、私の派遣期間中に5歳になる双子の子供達の面倒をみてくれている自衛官である夫や、保育園の急なお迎え等に対応してくれている夫の両親が派遣準備間から協力してくれて、私の事を後押ししてくれました。 今後ともご理解ご協力を得ながら、任務を完遂したいと思います。 |
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熊本地震災害派遣 |
第1師団は「熊本地震」に対して、4月16日〜5月10日の間、第34普通科連隊(連隊長白川1佐)を基幹とする部隊(1後支連、1施大、1通大、1偵の一部が配属)及び第1後方支援隊補給隊を派遣し、人命救助活動、道路啓開・瓦礫除去、給食・給水・入浴支援等、被災者に寄り添った災害派遣活動を献身的に行いました 今回は、第1後方支援連隊補給隊の一員として、阿蘇西小学校での入浴支援に当たった平野明音士長の手記(要約)を紹介します。 |
被災者に寄り添って 「災害派遣活動を通して得たもの」」 |
驚愕する被害の中、入浴に来られる被災者の方々は、そのような事を感じさせない程、明るさと笑顔があり私はなぜなのか分からずにいました。そんな時、被災者の方から「ここのお風呂に入りに来ると温かく出迎えてくれる人がいてとても賑やかで私達にとって癒しの場所だよ。」「自衛隊の方達が何より心強くて、優しいので安心します。」等の沢山の言葉や手紙を頂いて、ようやく理解する事が出来ました。 特に印象に残ったのが後藤春音ちゃんという女の子からの手紙でした 。慣れない手つきで書かれた手紙には、私たちに対しての感謝の気持ちや体調を気遣う内容、可愛らしい絵が書かれていました。春音ちゃん自身も被災して辛い経験をしているのにと思うと涙がこみあげてきました。活動は、苦しい、辛い瞬間もありますが、感謝の言葉や手紙は、私の励みとなりより強い気持ちを持って支援にあたる事が出来たと思います。 今回、私は自衛官である事に誇りを感じるとともに自衛官で良かったなと改めて思いました。 |
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